地方の卸売市場では月に1〜2回程度、「市場開放日」などと銘打った、「一般買い物客大歓迎!」のイベントを開催してるところが多い。
でもこれだけ市場を回っていながら、まったくと言っていいほどそのタイミングで訪問できておらず
今回はしっかり日時を調べて、賑わっているイメージのある小山の「県南市場」へ向かう。
7/22(土)の朝8時少し前に小山駅に着いて、タクシーに乗車。バスは始発が遅いうえに2時間に1本の運行なので往復で使うとスケジュールが立たなくなるからだけど、タクシーは片道で3100円にもなりちょっと痛い。。。
「県南市場元気朝市」は、第二・第四土曜日の午前の開催
8時半からとあるのだけど、到着した8:15頃にはもう駐車場もかなりいっぱいで、市場内に次から次へと車が入ってくる。
朝市会場は、こちらの仲卸のお店全体で開催。配置図をよく見ると歯抜けもそこそこあるのだけど、それを感じさせないくらいの賑わいが感じられた。
まずは青果仲卸売場前の通路。すでにたくさんの人が集まってる。
写真のピーマン100円をはじめ、もやし1袋10円、大根1本100円、ネギ5本で200円などといった破格値の品が並ぶ。
そして一番目を引いたのが、各店玉ねぎが大量に店頭に出ていたこと。
個人さんでそんなにまとめ買いのニーズがあるのかな。
青果から水産に向かう真ん中に関連商品売場があって
その一角に唯一の飲食店「ダイショク」がある。
といっても、しばらく前(コロナ禍の途中)から店内飲食は休止しており
店頭に置かれた発泡スチロールに、お弁当やおかず類が並ぶ
びっくりするのは揚げ物の割合がめちゃ高いこと。うずら5連とか、お惣菜屋さんでもなかなか見ないよね
上写真の右の方の丼類は、(この日見ている限りは)すべて注文後の準備。
上の4つのかつ丼も、事前依頼分。かなり注文が入っているみたいで、「頼んですぐ」はなかなか難しそう。・・・とうことなどを知ったのは、買ってしばらくたって後からで
この日頼んだのは、こちら右側のお弁当。おにぎりとサンドイッチの組み合わせもなかなかないなと。こちらもわずかに300円。かつ丼500円もそうだけど、どのメニューもみなCPいいなあ。まさに市場の普段着の朝ごはんといった感じ。見てると次から次へとお客さんが訪れる。
どこか食べる場所がないかなあとうろうろすると、まるで家具屋かのような立派なテーブルが並ぶ休憩室を発見。ここでいただくことに。
御弁当以外にも、せっかくなので揚げ物をと、串カツ120円も追加で。おにぎりの中は鮭フレーク、サンドイッチのメインの具はウインナーでした。そして唐揚げが二個。
食後は水産棟へ。良い感じに賑わってます
マグロが大きなブロックで並べられていたり
メバチも、この値段でいっぱい入ってるなとか思ったり
その中でも目に留まったのが、少量の魚ずついっぱいの氷を敷き詰めた発泡スチロールに入れ、セロハンで包んで外気に触れないようにしていた仲卸の店頭。当たり前すぎることかもしれないけど、やっぱ観光市場とは見せ方が違うなと。
「今日はコレ」と書かれた目玉商品の黄肌マグロは、8:35分頃に顔を出した際にもう売り切れで、追加補充もないとのこと。正規の時間に来ていたのでは、出遅れることも多そう。
ちなみにこの日は、小山市のゆるキャラ「ふぅにゃ&むむにゃ」がご来場。一匹で”&”がつくのは何??と思っていたら、頭の上にもう一匹いました笑
帰りがけに守衛さんに聞くと、朝市の日はいつもこれくらい人出があって賑わってると。ローカルな市場だけど、これくらい支持されてると安心。やっぱり水産のお店がいくつも営業してるのが大きいかなあ。海なし県だから、道の駅とはここで大きな差が出るかなと。
そんなことを考えながら、朝市を後に。
さすがにタクシー連チャンはお金がかかりすぎるので、帰りは9:08発の小山駅行きに乗ろうとバス停に向かうと、バスからもまだ朝市に向かうお客さんが何人も下りてきました。