前回(初めて)来た「黒門市場」は水曜日だったこともあり殆どの店が定休で、仕切直しでの再訪問(2022/8/23)

 

 

千日前中央通り商店街から黒門市場に入って、すぐに左側に見えてきたのが「名もなき魚屋」

 

 

魚屋さんではありながら、ランチもしているという貼り紙が。店名が軽いのと、ランチの価格設定が安すぎるのが引っ掛かって、いったんは通り過ぎたものの、それでも気になって引き返し

 

 

店頭の"魚屋さんぶり"がしっかりしてそうなことを確認して入店。

 

 

とにかく価格設定が恐ろしく安い。海鮮丼も定食も550円で、本マグロ丼も770円なんだけど、最近少し値上げしたことをお詫びする貼り紙があったり。。。

 

何が出てくるのか不安だなあと、でも出てくるまでけっこう時間があって。そして出てきたのがこちら

 

 

「え?これで550円でいいの?」と驚く内容。ネタは、マグロ、鯛、ヒラメと王道3種で、マグロこそ極小サイズだったけど、そんなことマイナス材料にならないくらいの充実ぶり。注文があってから刺身も切っているようで、CPの高さにびっくり。

 

以前入った黒門市場の飲食店は、一口食べてすぐ吐きだして店を出てきたレベルだったし、とにかくイメージの良くない市場だったので、こういう店もあるならいいなと情報修正。

 

 

もう一件くらいははしごできそうだなと、少し腹ごなしに散策

 

 

商店街の特徴として、アーケードのあちこちに魚介類のオブジェのようなものが釣り下がっていること。そして何よりも、マルのふぐが店頭に並んでいること。冬のシーズンだけと思っていたら、夏真っ盛りの8月も出ていました。

 

 

前回来たときには、老舗の総菜屋さんの閉店の貼り紙を見つけて寂しくなったものの、ここはまだ健在でお客さんも次々訪れていました。

 

 

びっくりしたのは、「黒銀」の隣に「甲羅」が出店していたこと。「ここは築地場外か!!」と思わずツッコミ。(築地では同じ路地沿いでも隣ではないけれど)。まだ観光客全然戻ってないのに、攻勢的な会社だなあ。

 

 

で結局、二店目に選んだのは、その隣の「黒銀」

 

 

築地で何度も食べているから、入らなくても中身はわかるのだけど、そもそもは築地の店ではなくこちらの方が本拠だし、一度くらい顔出しておくのもありなのかなと。

 

 

人が全然いなかったので、「ゆっくり食べられるように」と、隣のカフェへ案内され「赤・中トロ丼」1400円を注文。

 

 

「やま幸」のマグロを使っているということで、口コミは好意的なものが多いけれど、なぜなんだろう?という感覚。市場めしっぽく豪快に見せているけど、美味しく”まぐろ丼”を食べてもらおうという感じではないよね。。。

 

 

市場はこれくらいにして、黒門市場への道すがら気になっていてた「関口精肉店」へ。創業明治17年という歴史と、この古めかしい建物だけでも心惹かれるのに

 

 

店頭のこの貼り紙がそそられる。揚げたてのコロッケやカツがいただけるのだ。ヘレカツという表現も関西ならでは。

 

 

ということで早速店内に入って、揚げてもらうことに。

 

 

待っている間、店内を見ていると、揚げてないのもまったく同じ価格。そういうものなのかな?

 

 

そうしてる間に出てきたのが、黒毛和牛ミンチカツ160円と、ひとくち豚ヘレカツ80円。二つ合わせてもわずかに240円と消費税。

 

 

すぐに熱々のままいただきました!! こっちの方が、ずっと商店街(市場)らしい醍醐味だよなと思いつつ。

 

 

ちなみにこのお店。下町風お肉屋さんというだけではなく、隣には立派な「すき焼き専門店」も経営されてます。