【後日訪問有り。末尾に追記】

 

かねてから気になっていながら、一度も行ったことがなかった内房・保田の「ばんや」を目指す。JR 「保田」駅からも十分歩けそうな距離で、国道127号線(内房なぎさライン)を歩くと、右手に大きな「ばんや」の表示が現れる。(ただし、お店エリアは別の場所)

 

 

もう少し歩くと、また大きな看板が現れ、「ばんやゾーン?」に到着する。下写真の右側の建物は新館で11時からの営業

 

 

こちらが本館で、ここは9:30からと早い時間からの営業になっている。到着は9時少し前だったので、受付に名前だけ書いておく。

 

 

すぐ手前には、干物をメインとした直営販売店

 

 

手前がイサキ、奥が金目鯛

 

 

営業開始までの待ち時間のお目当ては「ばんやの湯」。高濃度の炭酸泉がウリ文句。ホームページもGoogleマップも、オープンが9時からになっているけど、現在は7時頃から営業している模様。

 

 

9:30営業開始よりは少し早めに戻ったほうがいいかなと、9:20頃に本館へ戻ると、すでにお客さんの誘導が始まっており、先客はみな着席済み。時間になってから注文受付が始まる。この日(土曜日)は、開店時間についた客も待つことなく入れた。なんといっても店内が非常に広い。

 

下の写真は入り口を入って正面。メニューが非常に多彩で、見た目も漁港食堂っぽい。

 

 

その裏には生け簀があり、1匹ずつで量り売りで提供されるものも。

 

 

主力メニューに何の魚種が使われているかも、詳細に告知

 

 

さらに写真入りにものも。この辺りはとても丁寧

 

 

とりあえず、千葉・内房らしいメニューということで、「あじくらべ」から

 

 

なめろう、たたき、刺身の3種の組み合わせ。この趣向も非常の面白いのだが、なめろうがサンガ焼きだと、生オンパレードじゃなくて味わいのバランス的にはもっと良かったなと。まあオペレーション的にはかなり非効率になるので、無理はあるのだけど。

 

 

そして刺身の3点盛。太刀魚が、みじん切りと言えるほど細かく切られているのはなぜだろう?

 

 

そして勝浦市・吉野酒造の「腰古井」を注文して、千葉の朝酒セットが完成

 

 

締めは、ここの名物になってる、イカのかき揚げをどんぶりにしたもの1,045円。

 

 

かき揚げの中には、イカがたっぷり贅沢に入っていて美味しいのだが、何せ量が多い。。。横から見ると三層が組み合わさったような立体感ある構造

 

 

食後は、漁港周りをぶらぶら

 

 

水揚げ作業は終わって、おおよその漁獲は搬出後だったものの

 

 

幾つか、ヒラメが入ったものも。まさに今が漁獲最盛期だということ。

 

 

漁港の近くにいい漁場があり、今年はサイズが大きい良いヒラメが多いものの、コロナ禍によって価格が崩れてしまっているのが残念とのこと。

 

 

港のすぐ南に、道の駅があるのに気づいて、もう少し歩いて南下。

 

 

道の駅にしては小規模で、商業ゾーンも少ないなあと思いつつ

 

 

「鋸南麦酒」の醸造所・直売所の看板を見つけて惹きこまれる。

 

 

 

数種類あるどのビールも、それぞれに地元の食材を用いたものらしい。お店は販売だけで、飲食ゾーンは無いのだが、1本買って店頭で飲ませてもらう。選んだのは定番のアメリカンペールエール。下写真では赤色のラベル。しっかり苦みはありつつ、爽やかで軽やかな感じも。

 

 

併設して「見返り美人」で有名な菱川師宣の記念館も。内部は撮影禁止だったので、外観だけ

 

 

【2023/2/18追記】

 

1年前、寒ひらめ漁の最盛期に訪問しながら、(1人で1匹はつらく)活け造りを食べることができなかったので、今回は援軍付きでの再訪問。

 

 

(「だいぼ」でお昼ご飯を食べてから時間もあまり経ってなく)活け造りにするのはひらめだけのつもりだったものの、お店の方がダルマイカも推していたので、二つを頼むことに。

 

ただ訪問時刻が夕刻だったためすでに残ったひらめは二匹。2択ではあるもののより身厚なほうをセレクト。

 

 

出来上がってきたのがこちら。ひらめは2,200円。本来ならひらめは絞めた直後よりも時間を置いてからのほうがいいのだけど、ここは漁港食堂でもあり、活きの良さと雰囲気を楽しむことを優先に。提供されてからも数分ほど、顔も尾びれも動き続けていました。

 

 

こちらがダルマイカ。南房総を代表するイカのひとつ。大きさがけっこうまちまちで、1000円台から5000円台まで幅広く、こちらはちょうど3000円。ひらめと食べ比べると、こちらのほうが甘みを感じます。

 

ちなみに、残っていた中で最も高かったダルマイカは、伊勢海老と一緒の水槽に入れた瞬間、あっという間に食べられ死に絶え、商品として使い物にならなくなっていました。

 

 

保田漁港は、日曜日とかも関係なく原則毎日水揚げをしており、ばんやの水槽に日々鮮魚が運ばれるそうです。