埼玉県熊谷市。秩父鉄道に乗って一駅目の「ソシオ流通センター駅」を降りると、そのすぐ目の前にあるのが「熊谷食品卸売市場」。
水産、青果、花卉までひと通り揃っている総合市場です。(2021/9/28訪問)
その青果側の建物の脇に「市場サービスセンター」があり、そこに2軒の飲食店が入っています。
ただし早朝から営業しているのは「いろは」だけで、今回はこちらに伺います。
総合市場ですが、ラーメンと肉系の定食が主体。海鮮カラーはありません。左側のメニュー表はそこそこの値段ですが、実は右側にワンコインメニューがたくさん。実質的にかなり安いです。
そこで頼んだのが「やんちゃ定食」。名前に惹かれたのですが、豚肉と玉ねぎをメインに炒めたもの。そして味噌汁の代わりにミニラーメンにも同額でできるということで、せっかくなのでラーメンに変えました。ミニというには、十分すぎる量です。
味付けは思ったよりどちらもあっさり。そして表示にあった900円を払おうとすると、今はサービスセットとして提供しているそうで、ほぼ同じ内容(量が少し違うっぽい)で、なんと驚きの567円!!地方の市場めしならではの価格設定です。
来客の殆どはこの近くで働いているであろう中高年の男性。この日は常時3~5名くらいの入り。余談ですが、置かれているコミックがあだち充のものが多かったのが印象的でした。
ちなみに、市場の入り口のメイン通り沿いにかつては「市場食堂」があり、ここは早朝から海鮮メニューを出していましたが、残念ながら2020年12月に閉店しています。なので今は市場周りの早朝営業は「いろは」のみ。
市場のホームページには「金土は一般開放」と書いてあったのですが、市場の人に聞いてみると通常時でも一般の方も入っていいとのこと。加藤水産では、テイクアウト用のパックのお寿司とかも売ってます。
また市場隣の「埼北水産」のビルでも、市場のようなテイストで鮮魚や海産品を売っています。また「采帆久亭」という海鮮レストランも併設しています。こちらは11時からの営業。