日清食品 presents 第2回ラクロス全日本学生新人選手権大会 〜あかつきカップ〜 | 鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル

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3月に実施されるラクロス全日本選手権2大会を紹介するシリーズ

先ずは、3月15日(金)~3月17日(日)岡山県美作市で開催される

日清食品 presents 第2回ラクロス全日本学生新人選手権大会 

について。

日程等詳細は日本ラクロス協会Web

https://www.lacrosse.gr.jp/national/43144/

を参照していただくとして、大会をより面白く見る情報をお伝えしよう。

まず、ラクロス全日本学生新人選手権大会は最も新しい全日本選手権大会で今回が2回目。1っ昨年まではこの時期に中国地区で開催されていた、新人チームの招待試合が母体となって、前年の新人ウィンターステージの各地区優勝校(北海道地区はオータムステージ)が参加して(中四国地区は開催地枠として2枠)実施される全日本新人選手権大会に昇格した。

大学生になってから、競技を始める選手が90%以上を占めるスポーツのラクロスが、新人10か月での進化のレベルを競い合う意義深い大会となった。

この新人全国大会はその内容に(状況)に関して男女ではかなり様相が異なる。その辺を理解して、ライブストリーミング(今季も配信されるはずだ)を見ると見方が異なって、面白みも違う。

様相の違いというのは、

「男子は限りなく100%に近い選手が大学からラクロスを始めているが、女子の場合関東、関西、東海/特に関東で中学・高校ラクロスを経験してきた選手が多く在籍し他の地区の新人とのラクロスのキャリアの差が存在する」という事だ。

実際に、昨年度の女子の優勝を果たした日本体育大学は先発の10人は高校ラクロス経験者だった。

ところが、その経験の差が絶対的かというと、昨年の場合決勝の日本体育大学vs関西学院大学の戦いでは前半までは2対2の同点と拮抗したレベルであることを証明した。

関西学院大学前半2対2と追いついた場面

しかし、予選では明らかに日本体育大学と他の大学では差があったのも事実だ。

2023年第1回選手権大会女子予選記録

しかし、男子は予選から拮抗した戦いが多く、最終的に決勝戦は東京大学vs関西学院大学の関東vs関西対決とはなったが、予選で楽な戦いは無く、結果的にも関東以外の大学で男子の全日本選手権大会初の優勝を関西学院大学が遂げている。

初の全国制覇 関西学院大学

興味深いのは、男子の場合ここから関東との差が広がることであり、女子の場合は関東に追いつくのが関西地区だけであることだろう。

昨年の試合の模様は

Japan Lacrosse Live/rtvで見ることができる。

https://www.lacrosselive.jp/videos/57165b90-47a0-5044-c778-31d8815c7a10  等

 

全国の出場校は、この選手権大会の機会に関東や関西の大学の育成についてもっと情報を得て、それを超える機会とすることができるはずだ。特に女子にはそれを期待したい。

今回の出場校は

■出場チーム:(8チーム)

男子 女子
北海学園大学・北星学園大学【合同】 酪農学園大学・藤女子大学【合同】
東北大学 福島大学・東北大学【合同】
武蔵大学・明星大学【合同】 慶應義塾大学
名城大学 愛知学院大学・愛知教育大学・信州大学【合同】
同志社大学 同志社大学
岡山大学 岡山大学・広島大学・山口県立大学【合同】
徳島大学・愛媛大学【合同】 徳島大学・愛媛大学・松山大学・高知大学【合同】
福岡大学 福岡大学・北九州市立大学【合同】

2023年第1回大会の出場校は

■男子(7チーム)
東北大学(東北1位+2位)
東京大学(関東1位)
名古屋大学/中部大学/愛知学院大学(東海1位)
関西学院大学(関西1位)
徳島大学(中四国1位)
山口大学/広島大学(中四国2位)
福岡大学/中村学園大学(九州1位)
■女子(7チーム)
東北大学/東北福祉大学/宮城学院大学
日本体育大学(関東1位)
愛知淑徳大学/愛知教育大学/日本福祉大学(東海1位)
関西学院大学(関西1位)
岡山大学(中四国1位)
徳島大学/川崎医療福祉大学/香川大学/高知大学(中四国2位)
九州大学/福岡大学(九州1位+2位)
であり、今回はその顔ぶれが大きく変わっている。第2回不参加

①北海道地区の参加

 しかも、北海道を代表する、北海道大学ではなく他の大学の合同チームの出場である。

女子 酪農学園&藤女子大学

②東北地区

 女子の東北大学1位の図式が崩れて、福島大学がサマー、ウィンターステージの優勝校として東北大学との合同をリードする。

③関東地区

 男子 武蔵・明星大学合同、女子 慶應義塾大学と参加校が一新された。

④東海地区

 男子 名城大学が名古屋、南山大学の牙城を崩した。女子は愛知教育大学の連続出場が光る。

⑤関西地区

 男子 前年選手権優勝の関西学院大学を破った同志社大学。女子も関西学院大学を破り同志社大学のアベック出場となった。

⑥中四国地区

 男子 岡山大学の復権 女子 近年の傾向通り広島大学の進出が目を引く。

⑦九州地区

 女子の北九州市立大学の参加が目を引く。

 

次回以降参加校のいくつかに注目して大会の行方を占いたい。

 

やっぱりラクロスは面白い!!

こぶ平