ティーンズラクロス応援シリーズ##全日本選手権東日本第5代表決定戦予選#県鶴見高vs目白研心中高 | 鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル

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ティーンズラクロス応援シリーズに戻ります。

先日行われた第14回全日本中学校高等学校女子ラクロス選手権大会(以下全中高ラクロス大会と略す。)東日本第5代表決定戦予選について詳細お届けするPart2。

1/21に行われた、第14回全日本中学校高等学校女子ラクロス選手権大会(以下全中高ラクロス大会と略す)東日本第5代表決定戦の関東1部ファイナル6を決める予選があったので詳細をお伝えする。勝ったチームは3月19日(日)に行われる東日本第5代表決定戦に進出する。なお、合わせて行われた関東秋季リーグ2部3位決定戦についてもお伝えしておく。

今回行われたのは、3月26日(日)開幕予定の第14回全日本中学校高等学校女子ラクロス選手権大会の出場枠最後の一つ、東日本第5代表決定戦進出に向けた関東1部所属チームの内ベスト4チーム(既に全国大会への出場権を獲得済み)を除くベスト6の2校を決定する予選である。

☆対戦カード
埼玉県立熊谷女子高校 vs 桐蔭学園高校
神奈川県立鶴見高校 vs 目白研心中高

勝ったチームが3月19日に行われる、2部優勝の慶應義塾女子高校を含めた巴戦となる東日本第5代表決定戦へ進出する。

今回は 神奈川県立鶴見高校 vs 目白研心中高の模様と関東秋季リーグ戦2部3位決定戦の模様をレポートする。

☆東日本第5代表決定戦予選

神奈川県立鶴見高校 vs 目白研心中高

2大会連続で全国大会に出場を果たしている目白研心中高に対して、選手の数が目白研心中高の半数にも満たない鶴見高校が緊密な連携で戦い抜けるかが焦点であった。

【1Q】 県立鶴見高vs目白研心中高  1対3

鶴見高のドロー獲得で始まったゲームは、目白研心中高のターンオーバーから27番の1on1ドライブで先制。さらに目白研心中高が17番のダイブで追加点。序盤で一気に流れを掴もうとした。

目白研心中高27番ダイブ直前

目白研心中高はさらにセンターブレイクで加点する。1on1の強さの特徴を存分に発揮した形だった。しかし、鶴見高も流れを取り戻そうとドローを獲得すると、相手ゴール前体躯の強さで粘り切った17番のショットが決まり1対3と踏みとどまった処で終了した。  1対3 目白研心中高リード

【2Q】 県立鶴見高vs目白研心中高  1対1

2Q開始後も、目白研心中高のリズムで試合は進み、次第にパスのつながりも良くなってきた。そして21番から17番へ鮮やかにパスが通り美しいゴールを生む。しかし、鶴見高も懸命に食らいつきブレイクから得点を狙う。

目白研心中高の得点から4分後、鶴見高のブレイク、センターから決めて2対4と挽回すると、そこからはお互いにゴール前個の強さでぶつかり合う一進一退の攻防が続き前半を終了した。 合計 2対4

 

【3Q】 県立鶴見高vs目白研心中高  1対0

3Qに入っても、目白研心中高の優勢が続くが鶴見高もゴーリー中心に粘り強く守る。するとブレイクから鶴見高26番がFSを得てそれを決め切り3対4とする。終盤の目白研心中高の怒涛の攻めを鶴見高ゴーリーのナイスセーブで凌ぎ切り 3対4 で終了した。

【4Q】 県立鶴見高vs目白研心中高  1対4

3Qの流れを繋ぎたい鶴見高、開始のドローを繋ぐと26番がブレイクし、ついに4対4と同点に追いついた。

しかし、ここで切り替えを図った目白研心中高はポゼッションをキープしながら、やや疲れも見えた鶴見高へプレッシャーを掛け21番の連続ゴールで立ち直ると、残り5分で29番33番の得点も重ね最後は 4対8 と目白研心中高が勝ち切った。

 

この試合勝負を分けたのは、

①鶴見高の弱点?立ち上がりのスローぶり

②目白研心中高のショット決定力の進化ぶり

がポイントだった。

鶴見高校は選手が少ない分パッケージとしての強さは高い。しかし立ち上がりのスローぶりは、何故か永遠の課題なのだ。これに関しては「試合前のアップの方法を考えていく。」「試合の入り方をしっかりチームで共有していく(これは具体的に、守備から固めてブレイクを狙う。その時相手のマークはどうする。ボールを奪ったときは誰に繋ぐ、等々)」事が必要だ。

又少ない選手で4Qを戦いきるための体力つくりや、ミスを少なくする事も重要な事だ。

その辺が改善されていけば、春のTop4も見えてくる。

一方の目白研心中高は、17番、21番、26番、27番といった選手たちの個々の力は秋より進化し、ショットの精度も上がってきている。第5代表決定戦でも戦い抜く力はあると感じた。

目白研心中学高等学校 WHITE EYES

この結果第14回全日本中学校高等学校女子ラクロス選手権大会東日本第5代表決定戦は、勝ち残った桐蔭学園高校、目白研心中高と秋季リーグ戦2部優勝の慶應義塾女子高校の巴戦により決定されることが決まった。

 

☆関東秋季リーグ戦2部3位決定戦

都立小石川中等教育校 vs 岩倉高校

小石川中教校は既に5年生(高校2年生にあたる)が引退し4年生以下の選手構成で臨んだ為、両校とも春のリーグ戦に向けた課題を見つけ、克服する試合の様相が強かった。

黒;都小石川中教校 白;岩倉高

【試合詳細】

岩倉高校はこの試合にテーマを設けていた。「4Qビハインドの状況で何をして挽回するか」という物。そして試合は小石川中教校のペースで始まる。

小石川中教校の守備は堅実でしっかりブレイクをすると、ターンオーバーから速攻に結び付け56番がクリースサイドからショットを決める。

続き、小石川中教校77番 相手ゴール前スクープからゴール 更にターンオーバー67番 スクープショット決めて3対0 1Q 最後は小石川67番の独走ランシューも岩倉ゴーリーセーブで終了。

2Qに入ると一進一退が続く展開。小石川中教校の若い守備陣も良く守る。すると、小石川中教校77番が相手ゴーリーからのパスをカットして自らゴール。ドッジランから12番が鮮やかに決めて若い力が躍動する。最後は2番へ繋いでターンショットをゲットし 前半を 6対0 vs 岩倉高校 で終了する。

3Qに入ると、小石川中教校が動く。全て3年生(中学生にあたる)以下で構成しチーム力を高める事にトライする。開始3分間はよく耐えた小石川中教校ジュニアも、岩倉の15番の攻勢に崩されFSを含む3点を献上し3Qを終了した。 6対3 小石川中教校 vs 岩倉高  

迎えた4Q、岩倉高想定のビハインドでのなすべきことの検証が始まった。小石川中教校もベースの選手構成に戻り、岩倉高の怒涛の攻撃にも全員で良く守る展開が続いた。ここで岩倉が秘策を投入する。ブレイクからDF25番がゴール前まで進出ドライブからハイタワー攻撃を決める。

U18選抜の25番中村選手

2部から唯一U18に選出された流石のドライブ力だった。

その後も岩倉高の怒涛の攻めが続くが、岩倉高25番の再度のドライブの1点に抑え、小石川中教校が守り切った。

関東秋季リーグ2部3位決定戦

都立小石川中等教育学校 vs 岩倉高校  6対5

小石川中等教育学校が1番ゴーリーのナイスセーブも含めて若い力で守り切り、正確なショットで勝ち切った。

岩倉高校はテーマとしていた4Qでの逆転については強力な武器も見せたが選手全員での攻撃姿勢という点で課題を残した試合となった。

春のリーグ戦において、岩倉高校が1部に進むかは不明だが、1部で戦うには攻撃力の偏りがあると封じ込まれてしまう。全員が攻撃においてショットを決めるために何をすべきかを考えると良いのではないか?

 

ティーンズラクロスは関東U18選抜チームの活動や、東日本第5代表決定戦を経て、3月26日27日28日に行われる第14回全日本中学校高等学校女子ラクロス選手権大会へ向かう。

 

この後は、関東地区U18選抜チームの活動を中心に、全国大会及び出場チームの紹介等を配信していく予定だ。

 

楽しみにしていてください。

 

やっぱりラクロスは面白い

 

こぶ平

#ティーンズラクロス応援