鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル

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ラクロスをこよなく愛する‘オヤジ‘がラクロスを紹介し、解説し、観客目線の情報を提供するチャンネル。シニアからキッズまで対象はラクロス全部です。

先週は関東のティーンズD2でも注目の一戦が行われた。

【関東】

D2 Aブロック 昨年オータムカップD2 2位の神奈川県立住吉高校と 1位の都立小石川中等教育校 の戦いだ。

住吉高校はリーグ戦参加は最も新しいが、春のティーンズカップでは2部校で唯一決勝トーナメントへ進出していた。一方の小石川中教校は最も歴史の古いティーンズチームの一つで春リーグ戦前には6年生(高校3年生にあたる)が引退し、最も早く新チームになる学校であり、秋のリーグ戦ではチームとしての存在感を示す存在となる。

そんな2チームが、今期D2のシード校としてAブロックに入り第1シードを決定する戦いが実施された。

因みに、両チームは昨年のオータムではD2の決勝で顔を合わせておりその時は、

小石川中教校が4Qに突き放してD2優勝を遂げていた。今期はその4点をひっくり返すべく、住吉高校が挑む図式となっていた。

結果は

小石川がチームとして春からの継続する経験値で凌駕する形となった。

昨年の住吉高校は、予選ブロック戦2試合、トーナメント2試合の経験を積んでからの小石川中教校との対戦だったが、今期は新チームの公式戦初戦とあって経験値において大きな差があったと考えている。

STATSを見てみよう

前半で住吉の犯したミスが8個と、攻撃面で波に乗れない状況を作り出してしまった。ミスがなくなった3Qで大きくリードを取れただけに新チーム初戦の難しさに対応できる経験値が足りなかったのではないだろうか?

幸いシード組であるため、決勝トーナメントへは進出できる。決勝トーナメントでの立て直しに注目をしたい。

一方の小石川中教校は、春のリーグ戦でも旺盛な運動量で気を吐いていた57番(中学3年生に当たる)の5得点、

2番(高校2年に当たる)の3点など、中心となる選手がリードをして順調な仕上がりを見せたと言える。

両チームが勝ち進めば再び決勝戦で相まみえる事になるが、

Bブロック1位を決めている戸塚高校や

実力のあるDブロックからの1位校との戦いをクリアしなければならない、住吉高校には厳しい関門が控えていると言える。其の進化が問われる事になりそうだ。

前向きな姿勢が頼もしい、住吉高校/BRIGHT

<こぶ平's Eye>

この試合で、仕上がりの良さを見せた小石川中教校。今期から新しくラクロス経験者のコーチが指導に加わっている。そしてBブロックで既に1位抜けを決めている横浜市立戸塚高校も指導者が経験ある人物に代わった。

中高(ティーンズ)ラクロスにおいては指導者の進化における貢献が不可欠なものという事が示されているように見える。

決勝トーナメントは上図のようになっているが、優勝校は全日本選手権の東日本第5代表を狙えることになっており、その座を巡る戦い激しそうだ。

【西日本】

今期は10校、8チームの戦いを2つのブロックに分けて行っている。上位3校が全日本中学高校女子ラクロス選手権大会に進出可能となるため、熱い戦いが繰り広げられている。

2節を終了し

となっており、11月3日にはブロック戦最終節が実施される予定。

昨年全国大会出場の扉が閉められた、関西大学中・高等部だが、今期は昨年の経験者を主力に置き巻き返しの準備は整ったようだ。

 

以上 ティーンズラクロスの結果、深堀でした。

 

やっぱりラクロスが好きだ!!

こぶ平

 

先週ラクロス応援チャンネルはお休みをいただいて、関西方面を旅したので、ラクロスの詳細をお伝えできていませんでしたが、クラブ、学生、ティーンズともプレイオフの鍵を握る試合が多くあったので、ピックアップして詳細を紐解きながら、今後のポストリーグ戦をも考察していくシリーズを掲載する。

今回はティーンズ編

ピックアップするのは関東オータムカップカップ(AC)から

★東京成徳大学中高 vs 日本大学高中 ブラックダービー

(共に、AWAYユニフォームが黒基調の為そう名付けている)

タイトルに唐突にBY対AQUAと書いたがティーンズラクロスではチームの愛称で呼ばれることが多い。

東京成徳大学中高は BRAVE YOUTH/BY

日本大学高中は AQUA

共に、ACの優勝経験も、全国大会の優勝経験も持つ強豪チームであり、今期のACでも優勝候補に挙げられるチームが予選D1/Dブロックに同居。慶應義塾女子高、神奈川県立鶴見高と合わせて死のグループを形成していた。

その中から抜け出した2校がブロック1位抜けをするうえで重要な戦いを迎えた。

【1Q】 BY 3 対 0 AQUA

1Qでモメンタムを獲得したのはBYだった。

お互い激しくボールを奪い合う中、BY守備陣がAQUA攻撃陣をシャットアウト。相手ショットを0⃣に封じ込めて、攻撃陣にボールを供給すると、攻撃陣も鋭い1オン1で局面を打開2本のFSを含む3得点でゲームを支配するかと思わせた。

インサイドで躍動したBY(白)66番/このショットはセーブド

【2Q】 BY 0 対 3 AQUA

しかし、2Qでモメンタムを獲得したのはAQUAだった。

ライドが上手く、BYのボールを奪うと素早い動きでBYの守備を翻弄すると、20番ー8番のコンビネーションも決まり2Qを支配した。 

AQUA(黒)センター8番のランシュー

トータル 3 対 3。

ここでこの試合のSTATSを見てみよう(データ多、ご容赦願)

ターンオーバーの多い、両チームの仕掛けが厳しい前半、勢いをモノにしたチームがクオータを制した格好だ。

なお、このSTATSは公式のものではなく、ラクロス応援チャンネル独自のモニターに基づいている。

①ショット数はショットモーションに入ったものをDFが防いだものもショット数/枠外とカウント。

②T/O(ターンオーバー)はボールを失った数。CTO(コーズドターンオーバー)は守備が仕掛けて外に出たものや、ゴーリーのセーブにより攻撃権が変わったもの。当然チェイスにより奪ったものも含まれている(この辺USの定義とは異なる)

ので、各チームの公式記録とは異なるかもしれないがご了承願いたい。アシスト率についてはラクロス応援チャンネルの好きな攻撃指標として注目しているものでチームの戦略としてアシストが重要だという事ではない。

なお、大学、クラブとは試合時間が異なるためパラメーターの閾値は異なっている。

後半は、勢いが行ったり来たりする、文字通りの拮抗した戦いを繰り広げたが、最後AQUA唯一の枠外ショットとなったFSが試合の分かれ目となった。

決勝点は実に鋭いカットインだった。

勝利した東京成徳大学中高/BRAVE YOUTH

<こぶ平’s Eye>

珍しく、ショット枠外率が高く、決定率が低かった東京成徳大中高だが、その分を守備の頑張りでカバーしてつかみ取った勝利と言える。しかし、日本大学高中の守備も、反則にならずにボール/クロスをチェックする高い技術、枠内を捉えるショット共に相手を凌駕するものを見せてくれた。両チームともトランジションの速さも高校生離れの物を見せ、決勝トーナメントでの再戦を予感させる試合だった。

BY82番は春のリーグ戦までは出場機会が少なかった選手だが、そのアジリィティ、ショット意欲と精度に注目したい選手が現れた気がする。

そして、両校のゴーリーのセーブにも注目されるべきであろう。

厳しいボールの奪い合いの中ファールも少なく、非常にレベルの高いゲームだった。

結果

最終戦で両校が勝つと1位BY2位AQUAその他の場合は色々な結果が想定される。

そして、1,2位は決勝トーナメントへ進出するが、決勝トーナメントではAブロックの2位、1位と対決することが決まっている。

所がAブロックは

 

 

春、全国大会、春季リーグ2冠だった横浜市立東高、もしくは今季好調と言われている埼玉県立伊奈学園総合高が相手となりベスト8での戦いは厳しいものになることが予想されている。

このベスト8戦で負けたチームのどちらかは、全日本選手権の東日本第5代表からも外れる事になる。それが今季のブロック分けのポイントである。

そういうことを理解しながら、見ると今回の勝敗の意味も変わって見えてくる。因みにAブロック1位争いの伊奈学園総合高vs横浜東高の対戦は10月5日(土)会場非公開 に行われる。

なお、その他9月14日から9月23日までに行われたオータムカップの結果は

【関東】

<D1>


<D2>

D2の決勝トーナメントは

以上 関東ティーンズ オータムカップD1のピックアップと現在のスタンディングでした。

なお、次回は関東D2の注目の結果と、関西ティーンズの結果をお届けする。

 

やっぱりラクロスから目が離せない。

 

こぶ平

 

9月23日に実施されたティーンズラクロス オータムカップの結果をお伝えしておく

【関東】のみ

高校3年生の比率が高く、新チームへの影響が懸念された都小石川中教校だが、5年生のリードと3年生の活躍でしっかり勝ち切った。特に3年生の54番選手は1Qだけでハットトリック。最終的に5得点の活躍であった。

東京成徳大中高vs日本大高中 の試合はモメンタムが行き来する好試合となり、両校のゴーリーのセーブ力が光る中

82番87番66番の得点力の高さが東京成徳大中高に際どく勝利を齎した。

日大高中の反則を犯さずに、クロスをチェックする上手い守備力も目立ったが、あと1っ歩及ばなかった。

その他

☆昭和学院秀英高校 対 都立片倉高校
3 対 18 片倉高の勝ち
☆岩倉高校 対 本庄東高校
2 対 9 本庄東高校の勝ち

そしてD2Bブロックも

以上です。

 

やっぱりラクロスは面白い!!

こぶ平