鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル

鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル

ラクロスをこよなく愛する‘オヤジ‘がラクロスを紹介し、解説し、観客目線の情報を提供するチャンネル。シニアからキッズまで対象はラクロス全部です。

今日 日本人初のPLL/現在のUSラクロス:10人制のプロリーグプレイヤー契約を結んだ 伊藤 駿選手/KAWASAKI FALCONS:明治大学出身 の渡米前の記者会見があった。

 

渡米前に語った事は、、、、

<選手紹介>

伊藤 駿(2001年生まれの25歳)

現在の所属チーム  KAWASAKI FALCONS

ポジション     ゴーリー

<出身大学・高校>

明治大学/明大八王子高校  サッカー部 ゴールキーパー

<History>

2019年 明治大学 入学  そうあのコロナ禍の年

    最初は体同連サッカー部/準体育会サッカー部の方

コロナ禍 活動休止となり

2020年 ラクロス部入部

明大八王子高同期の芳村弘俊選手のタイムリーな声掛けにより運命が変わった。

そこから3年弱で、大学屈指のゴーリーまで進化し

2022年度リーグ戦では明治大学久々のリーグ準優勝。全日本大学選手権初出場、初の準優勝獲得にセーブ、セーブで貢献をした。

そして2023年FALCONS(現在のKAWASAKI FALCONS)へ参入。

しかし、日本代表ゴーリーの徳舛選手の壁を破れず苦悩の2年間を過ごす。

(その間、1年目からレギュラーを獲得した同期の選手から叱咤激励に本気の涙した時もあった、と会見では語っていた。)

その2年間はSEKAI CROSSEの舞台にも立てず、ひたすら己を磨き続けたともいう。

徐々にリーグ戦でも結果を残しだした2025年、KAWASAKI FALCONS復活の試合のゴールを守ったのも伊藤選手だった。

そして迎えた World CROSSE2026 初めて選ばれた伊藤選手は出場機会の12分間で10セーブにならんとするパフォーマンスを魅せPLL選抜チームコーチの目に留まる。Maryland Whipsnakersコーチの Jim Stagnitta の声掛けもあったが、正式トライアウトを通しての採用を是とする流れから、声が掛ったもう一つのチーム California Redwoods のトライアウトキャンプに参加するも最終の3人に残れなかった。

フリーになると、最初に声を掛けた、Maryland Whipsnakersコーチの Jim Stagnitta がすぐさまトレイニングキャンプに招聘。そのクイックスロー、動きを認められPLLへの門が開かれた。

★伊藤選手がラクロスを始めるきっかけは

コロナ禍のスポーツできない時の、同期の芳村選手の声掛けだが、その時に「大学から始めても日本代表が狙える。世界へ行ける。」とい誘い。それがそのままモチベーションへ維持にも繋がり、何と2022年8月にはU21世界選手権大会の日本代表に選ばれる(同期芳村選手も)。この2年半のラクロス経験での代表抜擢に応え最終5位決定戦の対イングランド戦では

延長戦をセーブしまくり、MIPに選ばれている。

今回の記者会見で、記者からの「最も印象に残っている試合は何か?」という質問に対して、

伊藤選手は

「2021年のU21世界選手権最終5位決定戦の延長2回7分間、ひたすらセーブをし、攻撃陣の攻めに託し、結果藤岡選手が決勝ゴールを決めた時」

と答えている。

★「短期間での進化の秘訣、特別なトレーニング、プラクティスは何か?」に対しては

スローの研鑽

セーブの研鑽  だったと述べた。

①スローの研鑽

ロングスローもだが、クイックスローの磨き

特にクロスを持つ下手使いというより上手の使い方を気に掛けているという。

②セーブの研鑽

早朝のショット練習にいつもショットを撃つ選手の帯同があるわけではないので一人の時はスマホをシューターの位置においてシューターの目線を確認するなどの独自の練習もしたそうだ。

 

自らのプレイの特徴を 反応の速さ、瞬発力 にあるという伊藤選手。今はKAWASAKI FALCONSのクリニック等でアメリカンスタイルのラクロスを共有することを念頭に置いているという。

そして、「どういう選手になりたいか?」に対して

    日本のラクロス選手の憧れになりたい

ときっぱり言ってのけた。

PLLはシーズンが始まっているが、ビザの発給を得られ次第アメリカに飛ぶ。

アメリカではサンフランシスコを拠点に8つの地区を飛び回る1年になる。

来年の男子ラクロス世界選手権大会in東京に向けて進化した姿を見せて欲しい。

<こぶ平’s Eye>

伊藤選手に聞いてみた

これからラクロスのゴーリーを目指す人、ゴーリーになった選手に贈る言葉を何か、、、、

①女子は特にゴーリーは付いボールが飛んで来るのが怖いかもしれない。でも相手の得点/ショットを防ぐことができるのはゴーリーだけだしかっこいい。

②自分がゴーリーとなって、ショットをセーブして試合で活躍するところをイメージして練習をし続けると良い。

 

是非、日本人ラクロッサーのイメージを上がて来てほしい。

 

*PLL(Premier Lacrosse League)ラクロスとは

2019年6月に発足したアメリカのプロフェッショナル男子ラクロスリーグ。アメリカのレジェンドプレイヤー Paul Rabilが主宰して始まった。2020年にはそれまであったMajor-league Lacrosseと一体化して発展。当初はフランチャイズを持たないマーケット開拓をしつつラクロスを拡大させるという形で進行したが、2024年シーズンから8つの都市をフランチャイズとするリーグ戦へと進化した。

(この過程が面白い、ラクロスへの注目度が東海岸と比べると薄い西海岸のチームも合わせて26都市をピックアップ、2023年のオールスター戦時にラクロスファンの投票も行い、マーケットの調査も合わせて8都市に絞り込んでいる)

★現在

<The Eastern Conference>

Boston Cannons, Maryland Whipsnakes, New York Atlas and Philadelphia Waterdogs

< the Western Conference>

California Redwoods, Carolina Chaos, Denver Outlaws and Utah Archers

特にロサンゼルス、ユタを選んだ事に注目している。

1チーム 25人

全米77 D1の大学からの200人 狭き門に日本人が選ばれた

しかもラクロスのメッカ、メリーランドのチームにである。

凄い事だ。

<トリビア>

アメリカのプロフェッショナルラクロスチームに日本人が所属するのは実は3人目である。(PLLへは初めて)

★1人目は

岩本海介選手(慶應義塾大学ー>Stealers創設ーDenver OUTLOWS/MLL)

2018-2019

2015年単身渡米後、2016年からMLLチームのトライアウトへ挑戦し続け扉を開いたパイオニア。32歳でのプロ入りは当時のアメリカでも話題となった。

★2人目は

廣瀬 藍選手(上智大学ー>NeOー>Baltomore Brave->Neo)

伊藤選手と同じSEKAI CROSSE(2019年当時 World CROSSE)での活躍が認められ、その年の夏にBaltomore BRAVEでプレイした。

 

NCAAでも日本選手の活躍が増えた。世界というキーワードが普通に聞こえるようになった。

 

伊藤選手の更なる進化に期待したい。

 

やっぱりラクロスは見逃せない!!

鼓舞平/こぶ平

日清食品世界ラクロス女子世界選手権in東京 開幕まで

後 51 日

突然?日本代表が発表された。

 

https://www.lacrosse.gr.jp/news/60119/
 

ジョンズホプキンス大学との国際試合を経てのセレクトだと見ていたが、国際試合に代表が臨む事になったようだ。

会場で正式発表されるのだろう。

そして構成 先の5月23日時のメンバーは

女子ラクロス日本代表メンバー表

ラクロス女子日本代表 補欠選手・練習生リスト

最終構成は

日本代表

ラクロス女子日本代表メンバー発表

サブ

ラクロス女子日本代表選手リスト

サプライズは 北川メガン選手の復帰

北川メガン選手は2022年のU-20女子 世界選手権3位入賞の立役者の一人だったが、国籍の選択から日本代表を離れたとも聞いていた。(オリンピックは困難なのかもしれない)

それが、このタイミングで電撃加入。

恐らく所属のイェール大学での4年間シーズンを終えての決断だったのだろう。ラクロス女子日本代表、北川メガン選手

 

2025 (Junior):

  • Named to IWLCA Academic Honor Roll
  • Fourth on team in assists with a career high 10 for the season
  • Career-high four assists, and tied career high with five points, in 14-9 win at Harvard Apr. 19
  • Appeared in career-high 14 games, totaling 15 points on five goals and 10 assists


2024 (Sophomore):

  • Appeared in 13 games, totaling 15 points on seven goals and eight assists
  • Hat trick, and season-high five points (3-2-5), in win vs. CCSU Mar. 12
  • Totaled two goals and four assists in Yale's three NCAA Tournament games


2023 (First-Year):

  • Seven goals in six games, including two hat tricks
  • Shot .700
  • Made Yale debut, and scored first career goals, in 16-6 win vs. Central Connecticut State Mar. 6
  • Scored three goals on three shots in Ivy League Tournament championship game May 7
そして2026年は

2026 Season Statistics

ラクロス女子日本代表 選手スタッツ詳細
キャリアSTATS
ラクロス女子日本代表選手のスタッツ表
2025年は全米大学選手権にも参戦している。
2022年のU-20大会では中澤ねがい選手とのライン攻撃は大きな武器だった。恐らくその再現を狙ったものだろうし、東江選手は若さ経験面からサブとなったと見ている。
そして下村選手に代わって藤井選手/NeOが入って来た。2019年のU19大会にはラクロスを始めて1年半で代表に抜擢されたフィジカル面ではインターナショナルな選手、昨年まで怪我によるパフォーマンスの発揮ができなかった面があったが、先週の合宿でパフォーマンスの復活が見られたのだろう。
 
詳細にはこれから述べるが、ラクロス応援チャンネル的には下村選手のママでも日本代表 見たかった気がする。
 
以上 女子ラクロス世界選手権日本代表速報でした。
 
やっぱりラクロスは面白い!!
鼓舞平

日清食品世界ラクロス女子世界選手権in東京 開幕まで

後 51 日

 

NCAA男子ラクロスは

ノートルダム vs プリンストン ラクロス試合結果

当初の想定を上回る大差でプリンストン大学が優勝を決めた。

しかし、全米大学選手権開幕前まではノートルダム大学が上回りそうな予想が多かった。

唯一「NCAA Men's Lacrosse RPI」のみがプリンストン大学の1位を示していた。

USLacrosseMagazineやInsideLacrosseのメディアが見たランキングの推移を見ておこう。

2025年の最終ランキングとプレシーズンランキングは

NCAAラクロスランキング表、プリンストン大学優勝

プリンストン大学は3位。今年はコーネル大学より上だろうと言った予想から始まった。

しかし、プリンストン大学は初戦にペンシルヴェニア州立大学にプリンストンvsペンシルバニア州立大学 ラクロス試合結果

敗北を喫するとランキングは急降下

NCAA男子ラクロスランキング表

試合数が少なかったんで致し方無いが

次の2週間で3試合

No.2 Maryland  13対12  

No.6 Syracuse  11対7

No.1 NorthCalorina  11対9 と上位を破って急上昇も

Week4            Week7

NCAAラクロスランキング表:プリンストン大学の順位推移

コーネル大学とのIVY決戦に敗れると7位に後退する。

しかし、以降8連勝を重ねてIVYリーグチャンピオンとなって

Week9            Week10

NCAAラクロスランキング表

リーグ戦ランキング2位で全米大学選手権へ臨んだ。

★この時 NCAA Lacrosse RPIだけは プリンストン大学を全米1位にしていた。

NCAA の Lacrosse RPI(Rating Percentage Index)とは、チームの「勝率」と「対戦相手の強さ」を数値化して順位づけするための公式指標。 男子ラクロスでも女子ラクロスでも、NCAA がトーナメント選考・シード決定の際に最重要視する指標となっている。

詳しく説明すると

🎯 RPIとは何か(最重要ポイント)

RPI は 3つの要素で構成される:

  1. 自チームの勝率(25%)

  2. 対戦相手の勝率(50%)

  3. 対戦相手の対戦相手の勝率(25%)

この比率は NCAA が公式に定めているもので、 男子ラクロスでも 25 : 50 : 25 の重みが使われている。

📐 RPIの計算式(公式)

NCAA の説明によると、RPI は次のように計算さる:

  • Factor 1(25%) Division I の試合だけを対象にした自チームの勝率

  • Factor 2(50%) 対戦相手の勝率(自チームとの試合を除く)

  • Factor 3(25%) 対戦相手の「対戦相手」の勝率(同じく自チームとの試合を除く)

これらを RPI = 0.25×Factor1 + 0.50×Factor2 + 0.25×Factor3 で合算する。

🧭 RPIが重視される理由

RPIは、 「どれだけ強い相手と戦って勝ったか」 を評価するための指標と言われている。

したがって:

  • 強豪校と多く対戦 → RPIが上がる

  • 弱い相手ばかりと対戦 → 勝ってもRPIは上がらない

という特徴がある。

⚠️ RPIの問題点(NCAA内部でも議論されている)

USのメディアの報道によると、RPIは以下の理由で批判されている:

  • 強豪校と試合を組める“メジャーカンファレンス”が有利

  • 試合数が少ないラクロスでは、RPIが歪みやすい

  • 対戦相手の選び方で“操作”できてしまう

  • 現代の分析手法に比べて古い指標

そのため、男子ラクロスでは RPIを別の指標に置き換える議論が進んでいる と報じられている。

しかし、今年はRPIが正しかった(4位RICHMOND等の結果は上記問題点と符合する)

NCAA RPIランキング 最終

NCAA男子ラクロスRPIランキング表

全米大学選手権No1シードで臨み準々決勝でリーグ初戦で負けたペンシルヴェニア州立大学に雪辱すると

プリンストン対ペンシルベニア州立大学 ラクロス試合結果

最後にはリーグ戦からの連取を12連勝と伸ばして全米チャンピオンに駆け上がったプリンストン大学。

プリンストンが優勝できた理由をアメリカのメディアの情報等から勝手に考えてみた

<要点>
1. ポゼッション(保持率)を支配できる構造を持っていた

2. 1on1の質が“実戦数の少なさ”を上回るレベルにあった

3. 守備が「個」で負けず、「組織」で崩れない」

4. ターンオーバー後の移行(トランジション)が異常に速い

5. 相手(特にノートルダム)が苦手とするタイプの攻撃構造だった

6. ベンチ層が厚く、60分間の強度が落ちなかった

🧩 1. ポゼッションを支配できた(Faceoff+Ride+Clear)

プリンストンの2026年は、 Faceoff Specialist(FOGO)が安定して勝てる (292対236) → 攻撃回数が多い → RIDEが良い→相手に流れを渡さない という“トーナメント向きの構造”が完成してた。

特に決勝のノートルダム戦では:

第2Qで8–0

これは「連続ポゼッション → 相手の守備が崩壊」という典型的な流れ

ラクロスはポゼッションスポーツなので、Rideの強度でリカバー率を上げると攻撃で勝ち続けるチームは“番狂わせ”ではなく“必然的に勝つ” という構造がある。

🧩 2. 1on1の質が高く、ミスマッチを作るのが上手かった

プリンストンのA1(Xアタック)は Dodgerとしてトップクラス で、 相手のショートスティックミッド(SSDM)を確実に狙い撃ちできた。

左利きミッドの強烈な1on1

右ウィングのフィニッシャー

Xからの再加速ドッジ

これらが組み合わさり、 “1人が勝てる → ローテーションが遅れる → フリーのシューターが生まれる” という理想的な攻撃が成立していた。

🧩 3. 守備が「個で負けず、組織で崩れない」

プリンストンの守備は派手ではないが、 1on1で簡単に抜かれない → Slideが遅れない → 失点が増えない という“負けにくい守備”だった。

特に:

SSDMのフットワークが強い

ローテーションが速い

クリアが正確(ターンオーバーが少ない)

この3つが揃うと、 強豪校でも崩すのが難しい守備 になる。

🧩 4. トランジション(攻守の切り替え)が速い

プリンストンはターンオーバー後の移行が速く、 相手が整う前に攻撃を開始できる。

これが決勝のノートルダム戦で特に効いた。

ノートルダムは:

セットディフェンスは強い

しかしトランジションに弱い

→ プリンストンの“速い攻撃”は最悪の相性だった。

🧩 5. ノートルダムとの相性が抜群に良かった

ノートルダムは「組織的な守備」が強みだが、 個の1on1で負ける相手には弱い。

プリンストンは:

1on1が強い

トランジションが速い

つまり、 ノートルダムが最も苦手とする要素を持っていた。

決勝の大差(16–9、特に第2Q 8–0)は “相性の悪さが爆発した結果” と言える。

🧩 6. ベンチ層が厚く、60分間の強度が落ちなかった

プリンストンはスター選手よりも 全体の平均値が高いチーム だった。

2ndミッドラインも強度が高い

SSDMが複数枚いて疲れない

攻撃もローテーションで質が落ちない

これが 第2Qの8–0のような“爆発的ラン”を生む土台 になった。

🏆 総合すると:

プリンストンは「番狂わせ」ではなく、 構造的に“トーナメントで勝つチーム”だった。

Faceoff、Rideで勝つ

1on1で勝つ

守備が崩れない

トランジションが速い

相手が苦手とするタイプ

ベンチが厚い

これらが揃い、、 下馬評が低くても優勝を引き寄せたと言えるのではないか?

 

全米チャンピオンがここに行くのに対して、日本の男子チームはどう戦うのか?

 

日本代表を先ず見る事から始めたい。

 

以上 全米大学ラクロス レビュー 男子編でした。

 

やっぱりラクロスは 凄い!!

鼓舞平