6月からお伝えしている

アニマルホーダーによる不適切飼育
 
保護した14匹と
保護できなかった残りの8匹の
その後のご報告です。
 
 
保護した14匹は
一旦は会員の自宅に保護しましたが、
そのうちの6匹は数人の個人ボランティアさんが手を差しのべて下さり
引き取って頂きました。
そこで里親募集に向けて心身のケアをして頂いています。
 
 
身動きもできないこの小さなケージに
長年閉じ込められていたこの子は
 
最初は心を閉じて固まっていましたが
猫じゃらしで遊ぶ動画が
今朝ボランティアさんから届きましたおねがい
 
 
 
ずっと怯えていたこの子も
 
ボランティアさんの家ではもう
こんな可愛い表情で甘えていますラブラブ
 
すっかり表情が豊かになりました✨
 
 
 
また先月の譲渡会に参加した兄弟も2匹一緒に現在トライアル中です
音符
 
どの子も自由に動き回れることが嬉しくて伸び伸びしてきました✨
 
残る6匹のうち人なれしている3匹は
次回9月15日の譲渡会に参加予定です。
 
 
そして保護できなかった残りの8匹は
この暑さで生存すら心配しておりましたが、先週飼い主から連絡があり
急遽引き取りに行きました。
 
 
残念ながら
1番保護したかった目が崩壊しているあの猫は飼い主が「この子は私の命」と強く執着して手放しませんでした。
 
そして驚いたことに飼い主はさらに3匹増やしており、8匹引き取っても3匹は残す結果になったことは無念です。
 
 
然しながら目の悪い猫以外の2匹は
もうケージの中ではなく室内でフリーにしていたので、今後も決してケージ飼いしないように約束してもらいました。
 
 
 
今回この猫たちは救出できましたが
日本中で同じような目に合っている動物達が後を絶ちません。
 
この度の警察や行政の対応で
日本は「動物福祉」に関して後進国であるとつくづく思い知らされました。
 
「動物福祉」とは
動物が精神的・肉体的に充分健康で、幸福であり、環境とも調和していること
 
動物は「物」ではなく
血が通い、心を持つ「命」です。
 
しかしどんなに劣悪な環境下でも餌を与え、衰弱していなければそれは虐待ではないというのが今回の判断でした。
 
虐待の定義の明確化も急務です。
 
私たちひとりひとりが考え、あきらめることなく働きかけ続けることが大切だと思います。
 
 
 
※神戸猫ネットはシェルターがありませんので本来保護はできませんが
今回は看過できなかった会員やボランティアの個人保護により、不適切飼養の猫の保護が実現できました。