19才女性の切開法重瞼術と内眼角形成術(いわゆる目頭切開)の症例です。
過去に他院で両目とも3回ずつ埋没法をしているのですが重瞼幅がすぐ狭くなってしまうとのことで若干の二重の幅の拡大を希望されました。
同時に蒙古襞のつっぱりを緩めてより平行型の二重を強調したいとの希望でした。
行った手術は全切開法による重瞼術とZ形成術による目頭切開です。
 

 

 

術前の閉瞼時の写真を見て頂ければわかるように、頻回の埋没法により上瞼の皮膚が針跡の瘢痕でやや凸凹が目立つ状態でした。
そのため、この瘢痕化した部分の皮膚を含めて2.5㎜幅で皮膚切除を行うとともに過去の埋没糸も出来るだけ抜去しました。
眼窩脂肪の切除も適量行いました。

 



術後3か月の状態では自然な範囲内で二重が拡大されているのと蒙古襞のつっぱりが弱くなっているのがわかるかと思います。
目頭切開の傷跡もそれほど目立ちません。

術後3ヶ月までの腫れ方の治り具合と傷跡の様子をご覧ください。

 

 



頻度は稀ですが、起こりうる合併症として血腫形成や医原性の眼瞼下垂などがあります。