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催眠療法&心理療法
悩みの解決やストレス解消、日常の出来事や思いついたことを自由気ままに掲載




2002年 スウェーデンで25歳の男性が
妻が捨てたお気に入りのセーターを取り戻すために
アパートのダストシュートに飛び込んだものの
途中で詰まりレスキュー隊が出動する事態に。




夫婦喧嘩の後で25歳の男性の妻が
腹いせに夫のお気に入りのセーターを捨てた?


夫のやることなすことが気に食わない妻が、
夫のお気に入りのセーターだと
知っていながら捨てた?


夫が大切にしているセーターが
結婚前に元カノからプレゼントされた
思い出の品だと分かった妻が腹を立てて捨てた?


夫の浮気相手からプレゼントされた
セーターであることが判明したので
妻が怒って捨てた?


等の様には思いたくないので
きっと不要な物を整理するために
かなり傷みや色落ちが激しい夫のセーターを
これはもう処分だなと捨てたところ
夫にとっては凄く大切な品だったと思いたい。


自分以外の人にとって無価値なものであっても
当人にとっては凄く大切なものであったりします。


社会人としてスタートを切ったことのお祝いにと
家族からプレゼントされた思い出の品であったり、
初めての給料で購入した思い出の品であったり、

人によっては、子供の頃に
あると何故だか安心して寝ることの出来た
枕の横にあったタオル。

かなり色あせて傷んでしまったけれども
小さい頃、寂しい時の話し相手になってくれたり、
温もりやぎゅっと抱きしめれば安心感を与えてくれた
思い出深い縫いぐるみ。


自分以外の人にとって無価値なものであっても
当人にとっては凄く大切なものであることがあるので
喧嘩をした腹いせにではなくて
妻としては不要なものを整理整頓、断捨離で
捨てたのだと思いたいなあ。


物事を合理的に考えると妻の行動は
何も間違っていないけれども
人間ってのは、全て合理的に行動することが
正しい行動とは限らないようです。


人には、思考を優先して行動を選択するタイプと
感情を優先して行動する選択するタイプとに
分けることが出来るようで、

初めて見る食べ物を目の前にして
思考を優先するタイプは、食べても危険ではないか、
拙くは無いかとあれこれと情報を集めてから
口にしますが、

感情を優先するタイプは、あれこれと考えても
結局は、食べてみなければ分からないと
腐ってるはずはないし、
不味けりゃ吐き出せばいいじゃんと
行動を起こしてから考えます。


思考を優先するタイプを良く言い換えると慎重派、
悪く言うと消極的、

感情を優先するタイプは、
よく言い換えると積極的で
決断力があるで、悪く言うと軽率。

どちらのタイプが良いということはなくて
その時々によって
良かったり悪かったりと違ってきます。


合理的に考える妻と、
後先考えずにダストシュートにダイブしてしまう
情愛が強く感情的に動いてしまう夫と間に起きた
ちょっとした大騒動。

自分にとって当たり前で善きことだとしても
相手が違うタイプだと想いのすれ違いから
トラブルが生じることがあります。


セーターを捨てる前に一言あれば
夫がダストショートにダイブして
大騒動になることは防げたはずなんですよね。




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