兵庫県明石市 雲晴寺・月照寺・柿本神社 | 神戸カウンセリング花時計

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一晩明けて次の日、朝一窓を開けると
大寒波の影響で神戸にも
少しは雪が積もっていました。













雪国の方々は、大変だと思いますが
関西では街中に雪が積もっても
そこまでじゃないはずなので

今日は、雪の積もる金閣寺と
妙満寺の雪の庭の観賞へ
向かうつもりで大開駅へと。

ところが、ところが、ところがどっこい。
線路は続くよ、どこまでもの影響なんでしょうけど
運転取り止めに、電車遅れも激しい様子。



兵庫駅前 交差点


このような今日の交通事情を考えると
神戸と京都の往復をするには
相当骨が折れそうなので
京都行きを断念して
連日の明石へと舵を切ることに。



兵庫駅前 ロータリー

兵庫駅の朝のホームの運航表示板にも
遅延120分とか100分の電光文字が並び、

構内のアナウンスも
大災害に見舞われたかのようで、
おらが街の積雪の状況との
不一致感が甚だしい。

電車のダイヤが少々荒れていても
近くの明石なら何とでもなるだろうと思っていたら
タイミング良く普通列車がホームに到着。



明石市 人丸前駅




人丸前駅 子午線標示




明石市立天文科学館展望台と長寿院山門


明石天文科学館を訪れるのは後回しにして
凍てつく寒さのなかえっちらおっちらと
まず最初に訪れたのが雲晴寺。



明石市 曹洞宗月江山 雲晴寺


仁王門には、立派な仁王様の石像がありました。
石像の仁王像って珍しいかも。

木像と比べて耐用年数も長くなりそうだし、
維持管理のことを考えてというよりも
阪神淡路大震災が関係しているのじゃないかと。



雲晴寺 お地蔵さん


雲晴寺(うんせいじ)は、
1639年に明石藩主の大久保忠職公とその姉が
南総里見八犬伝のモデルとなった
里見忠義公を弔うために
伽藍を整備し寺領を増やしました。



雲晴寺 本堂


南総里見八犬伝は、
いつだったか随分と前になりますが
NHKで放送された人形劇が大人気となったので
私の世代の人には良く知られた物語です。





南総里見八犬伝のモデルとなった人の
供養塔があると知り、これはもう一度位は、
お参りにと思っていたんですよね。






その他にも
復元された宮本武蔵作の庭があります。

1945年の大空襲によって
山門を残して全焼し、
宮本武蔵作の庭も戦後復興の過程で
埋められましたが

2003年の本堂建設に伴う発掘調査によって
庭園の池の一部と『護岸を伴う島』の一部、
その島へ渡る為の石橋が確認されたことで
元の庭の一部が復元されています。



雲晴寺 永代供養墓




雲晴寺 宮本武蔵作庭・幸運稲荷堂


ここが復元された宮本武蔵が作庭したと
伝わるもので、見ての通り復元された庭は、
一部も一部で案内板がなければ
稲荷神社の池でしかなくて
絶対に見過ごしてしまいます。

庭とも思えない庭ですが
作庭の過程で宮本武蔵が
今私が見ているのと同じ場所を
眺めていたと思うと感慨深くなります。



雲晴寺 里見忠義公供養塔




明石市 柿本神社 西鳥居


雲晴寺を後にして次に訪れたのが亀の水。

人丸山から湧き出る霊水で
『長寿の水』とも言われる
播磨三名水の一つで、手水鉢は、
常陸の国の飯塚喜兵衛宣政氏が寄進したもの。



亀の水


京都の松尾大社の名水『亀の井』の亀の像は、
亀らしい亀でしたが、
こちらの方は龍と亀が合体した姿にも見えますし、
北の方角を守護する水神の玄武のように見えます。



柿本神社 参道石段


この参道は、明石公園~文化博物館~妙見社~
月照寺~~明石天文科学館を結ぶ
「時の道」と名付けられた
約2㎞の散歩道の一部になっています。

参道の石段を登り切るとあるのが
人丸山 月照寺。



明石市 月照寺 山門


月照寺は、明石城の本丸跡にあった寺院で
平安時代初期の811年に
空海によって創建されました。

月照寺の山門(明石市指定文化財)は、
1618年に徳川秀忠から
伏見城の薬医門を拝領して
明石城の切手門として活用されていましたが

明治時代の廃城令によって
明石城が廃城になり
1873年に月照寺の山門として
再移築されました。





現在の月照寺の山門は、
阪神淡路大震災で倒壊した山門を
元の木材を出来るだけ使用し
組み直し復元されたもの。



明石市 月照寺 境内






月照寺の山門を潜った所に有る
二つの観音像は、
人丸観音像とふれ愛観音像。





今日、妙満寺の雪の庭を
観賞することを断念しましたが
ここ明石で雪化粧をした庭園を
観賞することが出来ました。







月照寺 鐘楼と八房の梅

赤穂四十七士の一人、間瀬久太夫正明が
大石内蔵助良雄と共に月照寺を参詣して
素願の成就を祈り持参の鉢植えの梅を
手植えしました。

本堂正面、鐘楼横にあるこの梅は、
一つの花に八つの実がなることから
『八房の梅』と名付けられています。



月照寺 本堂




明石市 柿本神社 山門


以前の神仏習合の名残なのでしょうか、

柿本神社の表門の名称は、
随神門だと思ったのですが
山門と表記されていました。



柿本神社 随神像








柿本神社 五社稲荷神社



柿本神社 手水鉢



柿本神社 亀の碑



柿本神社 拝殿




柿本神社 狛犬


柿本神社拝殿前にある
石造りの狛犬と獅子の台座には、
1754年の銘があり
現存する石造狛犬としては
明石市内に限らず播磨でも最古の作で
昭和58年に明石市指定文化財となりました。



柿本神社 獅子


名工が製作した狛犬かどうは置いておいて

京都の上御霊神社の狛犬もそうでしたが
古い狛犬の頭には、角があったりして
何とも言えない味わいがあって
好きなんですよね。





心より二礼、二拍手、一礼。

いつも同じ願い事は、
私個人の行いでは蝶の羽ばたき程度なので
大きな足らずを神様にお願いしています。



柿本神社 山門と眺望




明石市立天文科学館展望台と子午線標示柱






柿本神社の表門の前にある
子午線標示柱(とんぼの標識)は、

高さが約7m、鉄柱の直径は15㎝、
上部のカゴ状の球は、地球を表し、
『あきつ島』(日本の異名)を象徴した
トンボが乗っています。



柿本神社山門前 眺望


天候が良くなって気温があがり
降り積もった雪が解けて
帰る頃には、
ダイヤの乱れも良くなることを願いつつ、
今日、最後の目的地へと向かいます。



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