「20年前の誰かから」
 
いつも応援、本当にありがとうございます。
神戸大学フットサル部の川岡蓮です。
 
 
突然ですが、みなさんは明日、世界が終わってしまうとしたら今日は何をしますか? 大切な人といつも通り過ごしたい。とにかくやりたいことを全てしたい。いろいろあると思います。数年前の自分なら、いつも通り過ごすを選んでいた気がしますが、今の僕は絶望的でも最後まで明日を迎える方法を探したいです。当たり前のように迎えている今日も昨日を頑張ってくれた誰かのおかげかもしれない。それならできることだけでもして明日を迎える努力をしておきたい。そんな感じです。
 
 
フットサル部に入部した時、なぜか体育会として存在していて、十分な練習環境、組織体制が整っていて、関西リーグやインカレなど素晴らしい大会に出場できる環境がありました。誰のおかげなんでしょうか? 僕にはわかりません。それでも今なら一つだけわかることがあります。それら一つ一つが想像もできないほど大変なことだということです。体育会として承認されることや、リーグ戦を昇格することなんて年単位で時間がかかるものなので、発起人は念願叶った頃には引退していたのではないでしょうか? 自分のためにではなく、チームのために。今の世代のためにではなく、次の世代のために。僕にはそんなこと絶対にできなかっただろうし、考えもしなかったと思います。
 
 
神大フットサル部は20年以上前の誰かのおかげで、そして、それを現在まで繋いでくれた誰かのおかげで、当たり前のように今日を迎えています。そして、コロナ禍含め、僕たちの20回目のインカレが始まります。目指す場所は20年前の誰かが教えてくれました。自分たちにとって、よりよい明日を迎えるために、神大フットサル部にとって、よりよい20年後を迎えるために、今日を死ぬ気で生き抜きます。