「価値」
 
 
 
神戸大学フットサル部4回の#18西尾夏葵です。
 
 
 
早いもので、入部してからもう3年がたち、最後のインカレが目前に迫っています。
 
ありがたいことに2回のころからベンチに入れてもらえ、今回が三度目のインカレです。
 
しかしながら、インカレには特にいい思い出がありません。




2回のときは失点に絡み、そのままチームは初戦にして敗退しました。
 



3回のときは関西大会まで進んだものの、ベンチに入っただけでほとんど出ることがなく終わりました。
 
 
そんな自分にとって、今回の大会は自分のインカレに対する印象を変える最後のチャンスです。
 
 
 
そもそも入部当初の自分は、インカレをそこまで重要な大会として認識していませんでした。
 
一発勝負のトーナメントで決まる結果より、年間通してたくさんの試合を行って順位をつけるリーグ戦の方が価値あるものだろうと。
 
それでも、チーム内でことあるごとにインカレという言葉が発せられ、それに向けて必死に練習する先輩の姿を見るうちにインカレがいかに特別なのかがだんだん実感できるようになっていきました。
 
 
2個上の先輩のインカレブログを読むと何度も出てくるのが、1回生の頃にスタンドから応援した経験です。
 
どれだけインカレがアツい舞台なのか。
 
どれだけの憧れがあるのか。
 
インカレへの思いがたくさん書かれています。
 
 
 
じゃあ自分にとってのインカレとは何でしょうか?
 
自分はインカレの全国大会のピッチ上がどんなものか知らないし、それをスタンドから応援したこともありません。
 
入部して3年が経つのに未だに自分はインカレの真の魅力を知ることができずにいます。
 
きっと、素晴らしい経験ができる場なはずなのに本当にもったいないです。
 
 
全国大会自体は毎年大阪で行われており、すぐ会場に足を運ぶことができたため行ってはみたのですが、きっと当事者として大会を迎える場合とは全然感じるものも違うでしょう。
 
 
チームとしてインカレが最も大事な大会というのは理解しています。
 
けれど、自分の部活の中心がインカレかと聞かれると正直そうだとは言えないかもしれません。
 
 
過去の大会で悔しい思いはしました。
 
そのリベンジはしたいと思っています。
 
全国大会にも行きたいです。
 
 
しかしながら、それは他の大会にも言えるのではないかと思います。
 
全日、地域学生CLでも全国大会に進める可能性はあります。
 
実際、昨シーズンはチームとしても結果が出始め、地域学生CLに出場することができました。
 
 
それでもインカレは他と違い特別な舞台ということを先輩の姿から教わりました。
 
もう今のチームにインカレの全国大会を知っているメンバーはいません。
 
これから目指すのは未踏の地です。
 
しかし、だからこそ今年は全国大会出場の目標を達成しなければいけないとも思います。
 
 
知らないものに価値を見出すことはできません。
 
 
先輩が憧れたインカレ全国がどんな舞台なのか、どんな価値を持つものなのかを知る機会は今年が最後です。
 
 
また、4回生がトップチームの半数以上を占める今のチームにとって、後輩に目指すべき目標を示せる大きなチャンスでもあります。
 
 
 
 
今後のフットサル部にとって、そして自分の大学フットサル人生において大きな価値を持つ大会にできるように。
 
 
 
 
頑張ります。



                 #18 西尾夏葵