「バカになれ」
神戸大学フットサル部4回の#78柏木歩です。
始めに少し自己紹介もかねて近況を報告すると、もう4回なのにとりあえず眠気が留まることを知りません。大変眠いです。その原因は成長期特有の眠気です。身長は大学生になっても伸び続け、留まることを知らないのです。ところが布団でずっと寝ていると腰が痛くて目が覚めます。また、最近の大会で足をけがしまして、人生初の長期離脱を余儀なくされました。ところが走ってなんぼの人間なので復帰後も一生懸命走っております。こんな感じで体があっち行ったりこっちに来たりで大変ですが、今日も良い一日を送れるように精一杯生きております。
前置きはさておき、インカレを挑むにあたって、大切にしたいと思うことがあります。それは「バカになれ」ということです。
私自身これまでありがたいことに、既に2回インカレに出場させてもらいました。これまで戦ってきて思うことがあります。毎年言っていますが、神大には勝てるだけの実力はあるということです。でもだからこそ、その実力をちゃんと発揮するために神大が持つべきものもあると感じています。それは” 根拠のない確信” です。
試合相手と対峙すると、過去の戦績・下馬評・最近の調子などがちらつきます。そして脳が考えます。「まあ勝てる」「少し厳しいかも」と。客観的に自己分析できているのかもしれません。しかしインカレにそんなもの必要ないと思うのです。
相手を分析する必要はないと言っているわけでもなく、相手にリスペクトを持つなと言っているわけでもない。ただ、「根拠はないけど今日は勝てる」と主観で思いこめるかが大切です。
客観で物事を見られないとどこかで痛い目を見ます。でも同時に主観で物事を語れるやつにしか夢や想いは実現できません。我々はまだ、手に届くであろう結果にしか到達できていないのではないでしょうか。だからこそ、限界を超えていくという意味で、神大にとってこの大会は価値があり、挑むことに意味があると私は考えています。
当日はきっとほぼ全員があからさまとはいかなくとも潜在意識のうちに緊張すると思います。運命の歯車は気まぐれです。もう後がないと思い、俺が何とかしてやると思い、このままでは終わってしまうと思い、色んな気持ちが知らずのうちに大きくなる。そしてふとした時に思う。なんで上手くいかない。なんであいつはあんなプレーをしている。俺らがやってきたことはなんだったのか。
でもそんな時は、一度思い出したいです。「勝つのは俺たちだ」と。この状況は面白い、楽しんでやろう。あいつはまた緊張しているのかと笑い飛ばし、前を向く。最後まで勝利を信じて疑わず、仲間を信じて疑わない。それでいい。
勝利至上主義を唱えたいわけではありません。別に負けようが全てを失うわけでもないと私は思います。負けて手に入るものもある。そうとすら思います。
でも、それでも、負けるまでそんなこと1ミリすらも考えなくて良い。負けたらどうとかほんとにどうでも良くて、目の前にある試合に勝つこと、そして楽しむことだけ考えていたら良い。
「バカみたいに」自分達の勝利を信じる。仲間を信じて戦う。ただ試合を楽しむ。それができれば結果はついてくると思います。
俺たちにはできる。これが私の決意表明であり、戦う仲間へのメッセージです。