平素から神大フットサル部を応援頂きありがとうございます。

4回生の中島碧海です。

絶対に浪人やろと思った服部が現役。そして嶋津と藤枝が浪人。

(おそらく僕も初見は浪人側)

驚きを隠せなかった1回生の10月頃から気が付けば4回生の10月まで、

つくづくボールを蹴り続けた大学生活だったなと思います。


少し余談にはなりますが、マネに隠れてSNSの画像作成をしていました。

「神大はSNS頑張ってるな」という声は密かに嬉しかったです。今も広報部の部員が忙しい中でも精一杯動かしてくれているので、SNSをフォローしていただけると幸いです。

(OBの立場になった今は結果が本当に気になるので、更新を心待ちにしています)

最後のブログなので、率直にチームへの思いや4年間で自分が感じたことを伝えることができたらと思います。

部活を引退して1か月を経て思うことは、

何のためにフットサルをやるのか。

部活をなぜ続けるのか。

ここを自分の中で見つけられるかどうかが凄く大切だということです。

高い部費、楽しそうなサークルを見たとき、試合で結果が出ない時。

部活を辞めたい、なぜ続けるのか?

と思うタイミングは4年間続ける中で死ぬほどあると思います。

そして正直な話をすると、昨年の12月の僕にとって部活を続ける意味は全くなかった。

普通に辞めようと思っていました。

初めて試合に出れたインカレは初戦敗退。関西リーグも何とか残留。

そして関西リーグの最終節で藤枝がベンチ入らないのを見て、何となく辞めるんだろうなと思っていた。そしてその試合で自分も靭帯を損傷して、ひざが動かなくなった。
負け続けたシーズンを経験して、4か月の怪我をして、そして藤枝がいるから入部を決めた自分にとって、部活にいる理由は無かった。

でも、今振り返るとそこで辞めずに続けて良かったと思います。

そして何より続けられたのは、

「絶対に後悔なく終わりたい」

という部活を続ける意義を見いだせて自分に向き合えたから。

最後の一年間、僕が部活を続けた理由はただそれだけでした。

高校生の時に僕は全国の舞台を3回眺めただけで、一度もピッチに立てなかった。

中学生の時にトレセンに入っていて、高校では国体にも入れた。

「試合に出れるだろう。」


そう思っていたけれども、選手権やインターハイのピッチには1分も立てなかった。

どこか現状に甘えて、試合に出れないことを許している自分がただただ不甲斐なかった。
その時期に神大が全国大会に出ているのをSNSで見かけ、神戸大学に行こうと思った。

でも、入部してから3年間は負け続けた。
高校生の時に見ていた神大とのギャップを感じ続けていた。

このまま高校みたいに負けたまま辞めるのか、それとも最後もう一回やるのか。

間違いなく後者だと思い、部活に残ろうと思った。

部活を続ける中で、何のために残るのか。

勝ちたい、

真剣にボールを蹴りたい

上手くなってFリーガーになりたい

温かい部活の雰囲気が好き

同期や先輩、後輩が好き。


理由は何でもいいと思う。
でも、答えはきっと自分の中にあるはず。

迷った時はしっかり自分に向き合って答えを見出して欲しいなと思います。

そして、自分の中で意義を見つけたならば、腹を括って全力でやり切って欲しいと思う。

結果だけを見ると大学でも全国の舞台に立てなかった。

だけど後悔はないです。

人と話すことは別に得意ではない。ひざが死んでいてずっと軋むような痛みが取れない。

試合にも出れない。キャプテンなんてやったことないし、自分に何ができるのだろう。

正直なところキャプテンを引き受けて最初の3,4か月の間はこんな感じで自分のことで精一杯。

そんな中で、「キャプテンじゃなくていいと思うねんな」と朝川に言われた。

凄く落ち込んだ。けれども、自分のことしか考えられない、そして弱さから目をそむけ続けた自分の小ささに気が付いた。

怪我が治らないなら、ウェイトをやって筋量を増やせないか。

選手としての評価が低いなら、1日1日の練習にもっと拘れないか。

人との評価を気にするのではなくて、毎日の自分の成長に目を向けられないか。

試合に出れないのであれば、ベンチからチームを盛り上げられないか。

立場に関係なく、練習中からチームを盛り上げられないか。

チームとして一体感を持つために、部員の声を届けられないか

ラスト3か月で、ようやく自分の弱さと向き合うことができたと思う。

(客観的にキャプテンをやれていたかどうかは分からないし、今振り返ると出来ていないと思った部分は多々あったのでそこは反面教師にして頑張って貰いたいです)

もっと早く自分の弱さに向き合えば良かったなとは思う。

でも、部活を続ける意義を見いだせて自分に向き合えたから、高校生の時に感じた不甲斐なさは全くない。

自分の出来ないことを避けるのは簡単で楽かもしれない。

だけど自分の中で成し遂げたいこと、求めているもの、部活を続ける意義があるのであれば

自分の弱さと向き合って、残りの部活の期間を走り抜けて欲しいと思います。

そして、上手く行かない時は、自分のことを卑下したくなるかもしれません。

その時には、

価値のない人などいない

いうことだけは思い出して貰えたら嬉しいです。

最後の1年は試合に出れないことが多い分、それまでと比較して、チームを客観的に見ることが多かったのかなと思います。
プレーでチームを引っ張る人、ベンチから鼓舞できる人、試合意外の仕事をこなしてくれる人、持ち前の人柄でいい雰囲気をチームに作ってくれる人、
伝えることはできなかった部分は多々ありますが、1人1人に良さはあり、皆何かしらの形で部活に貢献しているということを痛感しました。

自分を無理に卑下しそうになった時は、そんなことはないと思って部活に向き合ってほしいと思います。

すいません、最後に文章を書いている途中で後悔はないと書いていますが、1つだけ訂正です

最後のインカレの同志社戦は本当に勝ちたかった。

最後は全国に出たかった。

でも、最後の1年、そして僕が引退してからの結果を見ていて本当に強くなったと思います。

全国のピッチに立てるポテンシャルとチャンスは十分にあるはず。

そして何より、いい人が沢山いる部活だと思います。

来年のインカレでは、皆が全国の舞台で活躍する姿を応援できることを楽しみにしています。

拙い文章で恐縮ですが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

神大フットサル部に携わって下さっているOBOGや選手の家族の方、毎シーズン試合の運営を担当してくださる関係者の方々、いつも温かい声援や叱咤激励を頂き、本当にありがとうございます。

SNSでDMや反応を頂いた時

試合会場で声をかけて頂いた時

インカレ関西大会のスタンドを見上げた時

本当に多くの人に応援されているチームであることを強く感じると共に、部活を続ける原動力にもなりました。今シーズンの試合はもちろん、来シーズンのリーグ戦やインカレに足を運んでいただけると幸いです。

そして嫌なことも沢山あったけれど、

なんとか残留を決めた2021年の関西リーグの大阪成形戦

なかなか勝てない中で関西リーグでハシモトに5-4で勝った時や、

最後の1年間は応援がある中でプレーができたことや、勝てる試合が増えていったことは

僕にとっての財産です。

4年間の間フットサルを通じて関わってくれた皆さん、本当にお世話になりました。

バモ、フォルゲレ。


#21中島碧海



p.s この文章を入れるタイミングが無かったのでここで。


ずっと自分がツンツンしていて迷惑をかけ続けた同期へ。

本当にすいませんでした。個人的な話をすると、最後は全国の舞台で一緒にプレーしたかったけど、試合で同期が点決めたときが一番嬉しかったです。

現状色々ありそうですが、また集まりましょう。これからもよろしく

そして薬師寺君。

4回生の最後の最後まで残ってくれて、そして自分が4回になってからは何度も相談に乗ってくれて、4年間本当にお世話になりました。

部活を続ける中でずっと自分の目標でもあり、憧れでした。

本当にお世話になりました。