4回生の早川英寿です。

自分は9月に引退したので、引退してもう半年が経ちました。

引退してからは、バイトや学生団体での活動、留学に行ってみたりなどして過ごし、部活の無い学生生活を満喫しています。でも、良くも悪くも心が揺れ動かない日常は、どこかもの寂しさがありますね...

 

引退ブログの提出締め切りを大幅に過ぎ、杉のブログを見ながら何を書こうか考えているのですが、最後のフットサル部でのブログで何を書けばいいのか全く分からないのが正直なところです。

 

フットサルのこと、フォルゲレのこと、自分のこと。何を選んでも適当に綴ることはできるものの、何がベストな選択なのでしょうか。ただ、神大フットサル部のことについては、最後まで続けてくれた杉が十分に語ってくれたし、途中で引退した私に語れることではないので、自分について書かせて頂こうかなと思います。

 

 

「部活」

 

中学一年生から始まった部活生活。勉強よりも、遊びよりも、家のことよりも常に部活第一に考えてきた自分にとって、この「部活」というものは非常に大きい存在でした。練習場にはただひたすらにボールを追い続ける環境があり、それを一緒にできる部活仲間がいる。どんなに嫌な勉強や就活、ちょっとした悩みも、部活の時間だけは忘れられました。

 

そんな部活生活も高校で終わりにしようと考えていたので、高校卒業時の私から見れば、「結局部活だけだったやん」ってなるんですが、私は大学でも部活を続けることを選びました。

 

それは、私自身が部活での努力の仕方しか分からなかったのと、部活以外で努力できる勇気や自信がなかったからだと思います。大学では様々に視野を拡げ、今までにない経験をしてやろうと入学したものの、気づけば体育会の新歓ばかりに足を運び、気づけばフットサル部の先輩方の人柄に惹かれ、入部していました。

 

もちろんその選択に微塵も後悔はないですが、ちょっとだけ入らなかった生活を想像したりもします。でも、この4年間の経験と思い出を超えることはないだろうなとも同時に思います。それくらいこの4年間は辛くも楽しい濃いものでした。

 

少し話は逸れるのですが、「大学にまで行って部活する意味はあるのか」という話が良くされると思います。これに対する私の意見は、

 

「どっちでもいい」

 

です。こんなこと言ったら多方面から怒られそうなのですが、私はどっちでもいいんじゃないかと思っています。というのも、その人自身が4年間で何かを成し遂げたり、何かを得て成長することにおいては、部活に限らず多くの手段があるはずだからです。

 

でも、大学の部活は高校までの部活と似て非なるものだったと振り返ります。ある程度人間として成長してきた人たちが、各々の背景や考え、部活での目的を持ちながら、チームの目標達成に向けて努力する。これだけではなく、まだまだ書ききれない程の様々な要因が交差しているのが大学での部活だったと思います。

 

そんな部活では大会に限らず日々の活動の中でも、良くも悪くも心が揺れ動く瞬間が訪れました。冒頭でも述べましたが。そんな心が揺れ動く瞬間に多く立ち会わせてもらったので、私はこの4年間を神大フットサル部で過ごせてよかったと思ってます。また大きく成長させてもらったと感じます。

 

何を話したいかよく分からなくなってきたので、この話はここまでにしておこうと思います。とにかく部活は素晴らしいものだということです。

 

「休部」

 

自分の4年間で避けては通れない話が、2年生の冬の3か月の休部だと思います。今でもこの時期のことはよく覚えていますし、どうすれば良かったのかと今になって考えることもあります。

 

知らない方もいると思うので簡単に説明しますと、私が2年生の11月に部の代表になるものの、上手くいかず一か月も経たずして代表を降り、さらには部活をやめようと休部した出来事です。

 

中学・高校でも部長を務め、部活をやめようとする部員を説得しようと試みてきた私が、気づけば逆の立場になり部活を本気で辞めたいと考えていました。今振り返ってみても、その時の私は本当に惨めだったと思います。

 

チームが上手くいかない状況に対して何も行動できず、挙句の果てに先輩に何とかしてもらおうと説得するも、意味の分からない私の言い分のせいで先輩と衝突したりと、私は私が出会ってきた史上最悪の部長の姿そのものでした。

 

結局私は何もできないどころか、チームの状況を更に悪化させるような休部の選択を取りました。本当にみっともないですよね。こんな話就活でもしませんでしたし。

 

だから私は、休部している間のチームの雰囲気、練習の状況、部員同士の会話など何一つ私は分かりません。ただ分かるのは、みんなに計り知れないほどの迷惑をかけたこと。その時の部員が踏ん張ってくれたから今の神大フットサル部があることです。

 

先輩・同期・後輩、それぞれ立場は違えど、各々が神大フットサル部の部員であり続けてくれたことに、私は本当に感謝しかありません。

 

またそんな私に対して同期は、部活に戻ってきてほしいと何度も声をかけてくれました。正直辞めるつもりでいた私にとって、必要とされているのだと感じ非常に嬉しかったのを覚えています。

 

結局私には部活しかないことを休部中に痛感し、部活に戻る決断をしました。また、ありがたいことにフットサル部はそんな私を温かく受け入れてくれました。

 

また先輩のインカレ後、私は再び監督の座に戻りました。いつかのブログに書いた気がするんですが、一度辞めようとした人間が再びチームの上に立つことは、私自身本当にあり得ないと思います。

 

それでもチームは私を受け入れてくれました。若干の後ろめたさを感じながらも、インカレで結果を出してみんなで喜ぶために全力を尽くそうと心に誓ったことを今でも覚えています。

 

 

「インカレ」

 

しかし、結果としては県予選初戦敗退。自分は選手として出場することもありませんでした。

 

本当にあっけなく終わってしまいました。リーグ戦の時は負けてる時でも、何か指示を出していた気がします。

 

しかし、あの関学戦、あの残り時間、あの2点差、私は何も発することができていなかった様な気がします。正直何も覚えていません。

 

一年生の頃から全国の舞台を夢見てたインカレが一瞬で終わる。後輩にはそんな思いをして欲しくないですね。

 

わざわざ「インカレ」というタイトルを設けたものの、全てインカレ前のブログと被るかつ長くなりそうなので、割愛させて頂こうかなと思います。

 

「最後に」

 

神戸大学体育会フットサル部

FORCA×Guerreilla

 

私の大学生活は、フォルゲレに魅了され、フォルゲレに振り回され、フォルゲレに楽しませてもらった4年間でした。

 

生まれ変わったらなんて言いますが、また私はフォルゲレの一員になることを選びたいです。

 

この先も素晴らしいチームであってほしいこと、そして後輩がインカレ全国の舞台で躍動する姿を願って、最後の言葉とさせて頂きます。

 

今まで本当にありがとうございました。

 

#5 早川英寿