教会のリーダーや牧師を恨んだり、憎んだり、敵対してはいけない理由
① 神が立てた権威に逆らってはならない
ローマ13
1人は皆、上に立つ権威に従うべきです。神に由来しない権威はなく、今ある権威はすべて神によって立てられたものだからです。
2従って、権威に逆らう者は、神の定めに背くことになり、背く者は自分の身に裁きを招くでしょう。
使徒20:2 聖霊があなたがたを群れの監督にお立てになり、神がご自身の血をもって買い取られた教会を牧させるためです。
牧師や教会の指導者は聖霊によって立てられた者。
彼らに逆らうことは、神が定められた秩序を壊すことになります。
② 神のしもべを敵対することは、神に敵対すること
民数記 12:1,6-8,10-12,15
ミリアムとアロンは、モーセがクシュの女性を妻にしていることで彼を非難し、「モーセはクシュの女を妻にしている」と言った。 主はこう言われた。 「聞け、わたしの言葉を。 あなたたちの間に預言者がいれば 主なるわたしは幻によって自らを示し 夢によって彼に語る。 わたしの僕モーセはそうではない。 彼はわたしの家の者すべてに信頼されている。 口から口へ、わたしは彼と語り合う あらわに、謎によらずに。 主の姿を彼は仰ぎ見る。 あなたたちは何故、畏れもせず わたしの僕モーセを非難するのか。」 雲は幕屋を離れた。そのとき、見よ、ミリアムは重い皮膚病にかかり、雪のように白くなっていた。アロンはミリアムの方を振り向いた。見よ、彼女は重い皮膚病にかかっていた。 アロンはモーセに言った。「わが主よ。どうか、わたしたちが愚かにも犯した罪の罰をわたしたちに負わせないでください。 どうか、彼女を、肉が半ば腐って母の胎から出て来た死者のようにしないでください。」 ミリアムは宿営の外に七日の間隔離された。民は、彼女が戻るまで出発しなかった。
・紅海を渡った後、神の勝利をたたえる賛美を導いた人でしたが、出エジプトの後40年間の荒野の旅を経て、
約束の地、カナンに入る直前に ツィンの荒野で亡くなった のです。
・民数記12章ミリアム
・民数記16章(モーセのいとこ、コラの反乱)
モーセとアロンに逆らった人々に対して、主は言われた。 あなたがたは主に逆らっている。
地が裂けて、彼らをのみ込んだ。
神が選ばれた者を侮ったコラたちは、最終的に神のさばきを受けました。
人を見て反抗することは、実は神に逆らう行為です。
③ 恨みと憎しみは悪魔の通路となる
エペソ4:26–27怒っても罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。悪魔に機会を与えないようにしなさい。
不満や怒りを放っておくと、サタンがそこに入り込み、教会の一致を壊します。
悪魔は分裂を喜びますが、神は一致を喜ばれます。
・妬みは、相手に働く聖霊の力と働きを否定して、聖霊様を拒否してる行為である。
④ 羊飼いである指導者に従うことは信仰の現れ
ヘブライ13:17
指導者たちの言うことを聞き入れ、服従しなさい。この人たちは、神に申し述べる者として、あなたがたの魂のために心を配っています。彼らを嘆かせず、喜んでそうするようにさせなさい。そうでないと、あなたがたに益となりません。
牧師は神から「霊魂を預かる責任」を与えられています。従うことは人間への服従ではなく、神への信頼の表れです。
⑤ 批判ではなく祈りで支える
第一テモテ2:1–2 すべての人のために、特に王たちや高い地位にある人たちのために、願いと祈りと執り成しと感謝をささげなさい。
不満を持つときこそ、反抗ではなく祈りで応答するべきです。祈るとき、神はその人も、自分の心も変えてくださいます。
・まとめ
① 神が立てた権威 ローマ13:1、使徒20:28 聖霊によって立てられた者を拒むことは神への不従順
② 神に逆らうことになる 民数記16章 モーセに逆らった者は主に裁かれた
③ サタンに隙を与える エペソ4:26–27 恨みは教会を壊す入口
④ 従順は信仰の表れ ヘブル13:17 神が委ねた責任を尊重する
⑤ 批判ではなく祈り 第一テモテ2:1–2 執り成しの祈りが教会を強くする
彼らに従うことは主への従順であり、彼らを攻撃することは主を悲しませることです。
・サムエル記上24章 ダビデはサウルを傷つけなかった。
牧師やリーダが信者に傷を与えたり、恨みを買ってはいけない理由
① 主の僕は、柔和で愛をもって仕えるべき
テモテへの手紙二 2章24–25節
主の僕は争ってはならず、すべての人に優しく、教えることができ、忍耐強く、
反対する人を穏やかに諭すべきです。
🔹 指導者は権威を振りかざすのではなく、優しさと忍耐をもって教えることが求められています。
② 小さい者をつまずかせてはならない
マタイによる福音書 18章6節
しかし、これらの小さい者の一人をつまずかせる者は、
大きな臼を首に掛けられて海の深みに沈められる方がましである。
🔹 弱い信者を傷つけたり、信仰を失わせることは、**主の前で非常に重い罪**とされています。-その人の救い、使命、祝福などを奪う事である。
③ 羊の模範となるべき
ペトロの手紙一 5章2–3節
あなたがたのうちにいる神の群れを牧しなさい。いやいやながらではなく、
神に従って自ら進んでそれを行い、恥ずべき利益を求めず、心を込めて群れの模範となりなさい。
🔹 指導者は支配するのではなく、**模範を示して導く羊飼い**であるべきです。
④ 教師はより厳しく裁かれる
ヤコブの手紙 3章1節
兄弟たち、あなたがたのうち多くの者が教師になってはなりません。
教師はより厳しい裁きを受けることを、あなたがたは知っているのです。
🔹 教会のリーダーは、神からより厳しい責任と裁きを受ける**立場にあります。
信者を傷つける行為は、神の前で必ず問われます。
⑤ 愛をもって導くことが神の方法
ヨハネによる福音書 13章34–35節
あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。
わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。
互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が知るようになる。
🔹 イエス・キリストが示されたのは、愛による指導と仕え合いです。
愛のない指導は、主の使命から外れます。
🔹 まとめ
1. 柔和で仕えるべき 二テモ2:24–25 優しさと忍耐で教える
2. つまずきを与えてはならない マタ18:6 弱い者を傷つけるのは重い罪
3. 羊の模範となる 一ペト5:2–3 権威でなく模範で導く
4. 厳しい裁きを受ける ヤコ3:1 教師は神に厳しく問われる
5 愛で導く ヨハ13:34–35 愛こそ弟子のしるし
* 教会のリーダーは、信者を支配するのではなく、愛と謙遜、模範と忍耐で導くべきである。
* 信者を傷つけたり、恨みを買う行為は、その人を救いと祝福と使命から離れさすことであり、神の名を損なう重大な罪であ
る。
* 主のしもべは、人を倒すためではなく、立たせるために仕える者である。