10月にぎっくり腰になってしまいました。
ただ、今回の激痛を自分の身体と向き合うと
ぎっくり「腰」でなく、ぎっくり「腹部筋膜」と言った方が正しいのかなと感じました。
ぎっくり腰自体は28歳くらいの頃に初めてなりました。
今回のぎっくり腰は7回目くらいでしょうか、、、
1~2年に1回の頻度でなってしまいます。
初めてぎっくり腰になってしまった時が一番痛くて、
職場でなってしまったのですが、文字通り1mmも動けませんでした。
営業終了後、タクシーで帰り、タクシーの運転手さんに肩を借りてなんとか自宅に戻り、
2~3日ほどほぼ動けずでした。
10メートル程離れたトイレに行くのも這いつくばるように進んで
かなり辛かったことを覚えています。
それと比べると今回のぎっくり腰は比較的マシでした。
と言っても激痛です。
ぎっくり腰の痛みは「魔女の一撃(鎌を持った魔女が腰を刺すイメージ)」と言う表現がありますが、
今回の腰の痛みは、骨盤の内側から剣山をガァッ!と押し付けられるような痛みでした。
もうめちゃくちゃ痛い!!!
原因は、おそらく過度な体幹トレーニングと自律神経を乱す生活だと考えています。
ぎっくり腰になる1週間くらい前にアブローラーという腹筋を鍛える器具でトレーニングをしていました。
その時に腹筋の奥の方でグッと痛みを感じました。
それからなんとなく疼痛を感じながらも時間が経てば治るだろうと日常生活を送っていたのですが、
1週間ほどしてから出勤する直前に激痛が走りました。
仕事の支度中、洗面所で咳払いをした瞬間にビキビキと腰と言うより腹筋側に強い痛みが出たのです。
その後、ほんの少しだけ動くだけでも激痛が走りました。
動かなければ、まぁ我慢できる痛みなのですが、
向きを変えたり体勢を変える瞬間に剣山を押し付けられるような痛みが走ります。
何回もぎっくり腰をやっているので、原因は分かってきています。
なってしまう時は、生活リズムが乱れた時だと確信しています。
忙しい12月とか確定申告で夜な夜な事務作業が続いた時が危ないです。
事務作業を深夜2時過ぎ頃まで行なう(長時間同じ姿勢、腰に負担かかる)⇒溜まっていた作業を全て終えた達成感でお酒を飲む⇒寝不足になる⇒自律神経が乱れて筋肉のシステムエラー(けいれん)が起きやすい状態になる⇒結果的にぎっくり腰が発生。
というような流れだと思います。
(このブログも深夜1時に書いてしまってます、、、今日はビール飲まない)
今回は、前日に映画を観に行き(2時間座った状態)、帰りは0時前後、そこから飲酒しソファーで寝転がっていつの間にかうたた寝、2時頃に布団に入りました。
ぎっくり腰になってしまった日の天気は雨。
おそらく自律神経が乱れている状態。
そんな中で、咳払いをした瞬間ビキビキッと来ました。
ギックリ「腰」というよりは「腹」。
どこどこの筋肉や関節を痛めた、というよりはここが痛い!と特定できないような痛み。
おそらく筋膜?とかそんな感じでした。特定の筋肉や関節周辺が痛みを発している感じではありません。
激痛の中、どこが痛いのか痛みをこらえながら筋肉を動かしてみました。
まずは腸腰筋。
ぎっくり腰の真犯人は腸腰筋、とどこかで読んだり聞いたことがあるので脚を自分のお腹の方に持ち上げて動かしてみました。
意外と痛みを感じることなく動かせました。足を屈曲しても痛みは出ませんでした。
次に、背筋。
バックエクステンション、いわゆる背面反らしを10回ほど行なってみました。こちらの動作を行なっても激痛は走りません。
脊柱起立筋やその下にある多裂筋を動かしても痛みが出ない、ということになります。
次に腹筋。表層の筋肉、腹直筋(シックスパック)を動かしてみました。
部活でやるような一般的な腹筋運動(クランチ)を10回ほど行ないましたが、こちらも激痛は走りませんでした。
このように、腹筋や背筋の運動をしてみましたが激痛は出ませんでした。
痛みの場所は腹直筋ではないし、背筋群でもない。背腰部を触ってみましたが、
少し緊張はあるかもしれないけどガチガチというわけではなかったです。
痛む場所はきっと深層。深層が痛む、というのが自分自身の感覚です。
ただ、どちらかというと深層にある腸腰筋を動かしても痛みはない。
(過去になったぎっくり腰ではここの筋肉をマッサージしたら少し楽になったことがあります)
では、どういう時に激痛が走るかというと、不意に身体を動かした時とかに激痛が走りました。
あとは咳をした時などに痛みがでました。
咳をする時に動く筋肉は腹横筋。
おそらく今回のぎっくり腰は、腹横筋あるいはその周辺の筋膜が原因ではないかな?と考えています。
では、なぜお腹を痛めたのに腰が痛いのか?
腹横筋の起始と停止は次のとおりです。
起始:第7~第12肋軟骨内側面、胸腰筋膜深層、腸骨稜、上前腸骨棘内唇、腸腰筋膜、腰椎の横突起
停止:剣状突起、白線、恥骨稜
腹横筋はコルセットのような筋肉で前側だけでなく背部にも付着しています。
だから腰に痛みを感じてしまうのかなと考えています。
ちなみに自身の身体をセルフでマッサージしていくと恥骨結合部の右側を指圧すると痛みがあり、
マッサージすると気持ち良い感じでした。
激痛発生から2~3日後のことですが、恥骨結合部あたりを施術すると痛みが楽になりました。
朝痛かったのが、嘘みたいに軽減しました。
長くなりましたが、以上のことから今回の激痛は、
ぎっくり「腰」というよりはぎっくり「腹部筋膜」と言った方が正しく伝わる痛みでした。
ぎっくり腰になったら、ただ身体を休ませるしかないと思っています。
寝不足、良くない食生活、ストレス、天気の影響、長時間の悪い姿勢など
自分の身体が密かに悲鳴をあげているのに、それに気づかず労わらず、
その結果、激痛として返ってくるのです。反省。
気が付けばもうすぐ2時。
早く寝ないと!寝不足はぎっくり腰の誘発すると思うので。