今日は尼崎、
ソレイユフラワー&カルチャーサロンで温活講座の日でした
今日のテーマは、
・薬玉(くすだま)
・鳴り護摩と鳴釜
・クロスニュース(まじない灸)
生徒さんが、薬玉用に近所でヨモギと菖蒲を取ってきてくれました
たっぷりキレイなヨモギです。
うちの近所のヨモギはもっと丈が短いのですが、持ってきて頂いたのが元気にキレイに育ったものだから効果ありそうです。
ヨモギと菖蒲だけでなく、びわの葉もあるのですが、写真右上の紙袋に入ってます。
ソレイユカルチャーサロンのオーナーさんのご自宅で採れたものです。
紙袋からだして写真を撮るのを忘れてました。
薬玉の下に、ヨモギ、菖蒲、びわの葉などを束ねて吊るします。
薬玉作りは、皆さん悪戦苦闘
脳トレのような状態で、いつもならにぎやかにおしゃべりするところを黙々と無言で作業してました。
でも、気がつくと皆さんとってもキレイな形に仕上がってました
最後が駆け足だったので、仕上がりを撮るのを忘れました
ゴールデンウィークに入ったこともあり、先月と比べて少人数でした。
連休中にも関わらず参加して頂けて、感謝です部屋もいつもと違う部屋ですが、風通しもよくてリラックスできる空間でした。
薬玉飾りが出来上がったら、中に入れる香料選び。
元々、端午の節句に用いる飾り物で、悪疫、邪気を祓い長寿を願って作られたものです。中国の風習が平安時代に入ってきました。
邪気を祓うために匂いの強いヨモギや菖蒲、沈香などで丸めて作られ、玄関や柱に吊るしてました。
軒先(のきさき)は、家の外であり、中でもある場所です。そこはソトとの緩衝地帯です。
その軒先から疫鬼(えきき)が入り込むスキをねらって覗いているかもしれません。
なので昔の人は、軒先に風鈴や薬玉を吊るして、音や匂い、薬草などで家の中に邪気が入らないようにしていました。
端午の節句の日には、今でも軒先の屋根の部分に菖蒲を刺す菖蒲葺き(しょうぶふき、あやめぶき)の風習が残っている地域があります。
中国で端午の節句の5月は、毒月とも呼ばれ、ヘビ、トカゲ、カエル、サソリ、ムカデの五毒が出てくる時期です。
昔から感染病、疫病が流行る時期でもあるので、悪月悪日の5月5日に薬草風呂に入ったり、チマキを食べたり、薬用酒を飲んで、玄関にヨモギと菖蒲を束ねたものを刺してました。
日本では、端午の節句に採って干したヨモギは、翌年の一月二十日に二十日灸として使う地域もあります。
次回の温活講座は、5月26(日)10:30〜です