一般社団法人シンクパールが主催する「NIPPON女性からだ会議2016」に登壇させて頂きました。

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女性たちのライフスタイルが多様化する中、女性の健康や予防医療の課題は教育や社会のしくみが進まないと解決できないとも言われています。
シンクパールが主催する『女性からだ会議®』は、これから日本に訪れる『人生100年を生きる時代』を個人、家族、組織がどう考えるか、女性の健康を社会全体で考える活動です。
   
今回の「NIPPON女性からだ会議2016」では、オープニングスピーチに宇宙飛行士の山崎直子さん、次に「パイロット的健康学」をテーマに危機管理専門家 小林宏之さんがご登壇されました。
   
山崎直子さんに私は初めてお逢いしたのですが、とても優しい方で、
宇宙飛行士という観点、また女性という視点から、たくさんの学びあるお話をして下さいました。
  
宇宙に行く訓練もその9割方が、起こるか起こらないか分からないことへの「備え」に対する訓練であること。
宇宙から戻り、地球に降り立った時に感じた「空気が美味しい」という実感。
『当たり前のことが当たり前ではない、とても有り難いこと』と感じたそうです。
どちらもいつもあたり前だと思いがちな「健康」に通じるお話でした。
  
伝説のパイロットとして世界中の空を飛んできた小林さんからは、
「The only one earth, the only one life.(かけがえのない地球、かけがえのない人生)」
というお話が、とても心に響きました。

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私は、セッション①「女性のからだ 聞きたいこと 伝えたいこと」でファシリテーターを、セッション②「幸せな人生の選び方 – 健康から人生を考える - 」ではパネラーとして登壇させて頂きました。
  
「NIPPON女性からだ会議2016」では、宇宙飛行士や産婦人科医、モデル、文科省の方、ミス日本酒など様々な方が登壇され、それぞれの立場から、
女性たちの健康とからだについての個人の意識と知識をどう高めるのか、
またそれを社会的な仕組みとしてどう装着していく必要があるのかなど有意義なトークセッションが交わされました。
  
女子未来大学では、今年4月そして8月に『女性のためのライフ×キャリア×ヘルス デザイン講座 ~自由で幸せな未来を描くために女性が絶対に知っておくべき大切なこと〜』という授業を、シンクパールの難波さんと一緒に開催させて頂きました。
  
「女性のライフスタイルが多様化している」と言われても、
女性たちが自分のこととして「具体的にそれがどう自分の人生に関わってくるのか」というイメージを持ちづらいのが今の現状。
  
特に20代30代の女性たちが、キャリアやライフイベントのことで悩むことはあっても、その中に自分のからだや健康が紐づいてこない(実際はライフスタイルが変わると女性たちの体やホルモンなどにも様々な影響があります)という課題にも目を向けて、
心(ライフイベント)×技(キャリア)×体(ヘルス)を統合的に考えるライフキャリアの概念をこの講座ではお伝えしています。
  
女性の幸福度というのは、誰かと比べて比較するものではなく、
「自分がこの人生で良かったと思えること」だと思っています。
 
だからこそ、女性たちが後悔しない人生を歩むために、また人生の選択肢を狭めてしまわないために、
キャリアやライフイベントのことだけでなく、からだや健康についても必要な知識を得て、
自分のからだをきちんと知るためのアクション(検診にいく、専門医に相談する、周りの人同士で啓蒙するなど)がとても重要だと考えています。
 
健康を当たり前だとなるべく思わずに、たった一つの『かけがえのない自分のからだ』だと思えるようになるためには、女性たち一人ひとりを孤立させないコミュニティや連携、社会の啓蒙活動も大切だと改めて感じる一日でした。(OMOYA、女子未来大学のスタッフの皆も手伝ってくれてありがとう!)

難波さん、関係者の皆様、お越し頂いた皆様、貴重な機会をありがとうございました!