イタリアを代表するラグジュアリーブランド、FENDI(フェンディ)。
1925年の創業以来、デザインの美しさとイタリアの伝統的な
クラフツマンシップのもつ世界観を受け継いできたフェンディが、
上野・東京藝術大学大学美術館にて美術展「FENDI – UN ART AUTRE
~フェンディ もうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡~」を開催。
FENDIさんに招待券を頂き、
私もこのFENDI – UN ART AUTREを観に行ってきました。
エントランスは、1925年ローマのプレビシート通りに誕生したフェンディ1号店のファサードを再現。
上野に来たのに、イタリアに来た気分(笑)
フェンディの歴史は、
1925年、若き夫婦エドアルドとアデーレ・フェンディがイタリア ローマに皮革製品店をオープンしたところから始まります。
世界の巨匠と呼ばれるカール・ラガーフェルドが現在もレディースのデザイナーを務めていますが、
実は彼がまだ若干27歳の新進デザイナーだった1965年にフェンディの主任デザイナーとして迎えています。
この頃からエナメル加工やステッチ使いなど、
機能的でありながらクリエイティブで革新的なデザインが話題を呼び、
そのデザインの美しさは今も世界中の女性に愛される理由の一つ。
あえて時系列ではなく「クリエイション」と「イノベーション」の観点から構成されています。
半円形のディスプレーにファーが一点ずつ展示され、近代的な空間。
まさに伝統を尊重し、乗り越え、継承することで、
半円形のディスプレーにファーが一点ずつ展示され、近代的な空間。
まさに伝統を尊重し、乗り越え、継承することで、
新しいものを創造してきたFENDIの世界観を堪能できます。
FENDIと聞けば、
やはりイメージするのは世界的に有名なバッグ『バゲット』と『毛皮』。
この美術展では、革新的なファークリエーションとその技術を垣間見ることができます。
また、公開工房では
ファーにダメージを与えないように、
丁寧に縫い合わせていく
クラフツマンシップの文化と、
その手作業に焦点をあて、
製作の舞台裏を覗ける空間も。
伝統と革新という観点でも、
まさに感性と知的好奇心を刺激される異空間。
4月いっぱい開催されているので、ぜひ訪れてみて下さいね。
「FENDI – UN ART AUTRE
~フェンディ もうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡~」
会期/2013年4月3日(水)~4月29日(月)
10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
月曜日定休(4月29日は開館)
会場/東京藝術大学大学美術館 展示室3、4階
東京都台東区上野公園12-8
観覧料/一般1200円
URL/http://www.fendi.com/jp