春の到来を華やかに告げる、
京都の春の風物詩「都をどり」。
毎年、観に来させて頂いているのですが、
今日は千秋楽の最終公演を観るために京都へ。
都をどりを観るとしばらくの間、
舞妓さんや芸妓さんの洗練された美しさに魅了されてしまうのです。
それは、彼女たちの表現するものが、
厳しいお稽古と和の世界のしきたりの中で、
自分を磨き、芸を磨き、
我慢と忍耐によって生み出される美しさだからなのかもしれません。
バレリーナもよく白鳥に例えられますが、
バレエは足を上げたり、回ったり、跳んだりできるので、
積み上げてきたものをアクロバティックな動きでも表現することができますが、
日本舞踊の動きは「静の美」。
しゃがんだり、中腰の姿勢で止まったり、
決して動きは目に見えて派手ではないのですが、
実はものすごく鍛錬された動きをしている。
耐えて、学んで、自分を乗り越えて、
とても静かな美しさでそれを表現する。
そのときの奥ゆかしさや、奥深さに、
日本にしかない美しさを感じてしまうのかもしれません。
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