東京池袋での暴走事故や福岡での暴走事故がきっかけで、高齢者の暴走事故が連続して報道されています。
助手席の人ができるとしたら
チェンジレバーをN(ニュートラル)にすること
であると、報道番組等で紹介されています。
ドライバーの意識がない状態で暴走し始めたときは、非常時に有効な手段です。
しかし、メルセデスベンツなどチェンジレバーが本来ウインカーレバーがあるハンドル右側に設置されている車は、助手席からN(ニュートラル)にできません。
そんなときのために、もう1つ簡単にできることがあります。
それは
運転座席の前後調節レバーを引いて、座席を後ろに下げること
です。
レバーを上げると、ドライバーの体重で座席は後ろに下がります。
長身で足が長い場合は効果が得られないことも考えられますが、通常は足がアクセルペダルに届かなくなり、アクセルペダルがオフになることを期待できます。
ギアをN(ニュートラル)するのと合わせてできたら、なお効果的。
ただし、これも電動調節シートであれば対応できません。
そんな中、6月12日放送の『ひるおび!』では、ボルボのパーキングブレーキレバーを引き続けたら、非常用ブレーキになり、車を停止させることができると紹介していました。
また、自動車評論家の国沢光弘氏も記事で紹介されています。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20190607-00129220/
このような装置がどんどん開発されることは喜ばしいことですが、本来は助手席に乗る人に
非常時に何かできることはないか
と考えさせることは、免許取得のために練習している人と、ペーパードライバー講習を受講している人以外にあってはならないことです。
しかし、助手席の対応次第で、非常時に被害を軽減させことは期待して良いかも知れません。
免許をお持ちでない同乗者も、いざという時のために参考にしてください。
末尾になりましたが、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
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