プロ野球読売ジャイアンツの木村拓也コーチが亡くなった。
巨人ファンの私はもちろん、プロ野球に興味がある人にはショックな出来事だったと思う。前兆もなく、いきなり倒れ、そのまま亡くなってしまう。直前まであれだけ元気だったのにまだ信じられない。
日ハムに捕手として入団し、試合に出るために外野手に転向した後、広島に移って、スイッチヒッターになるべく努力し、巨人に移った後も1000本安打を記録するなど、輝かしい記録と記憶を残して逝ってしまった。バラエティ番組にもたまに出ていたのであまり印象はないが、小さい体ながらすごい努力家でもある。
私も巨人ファンではあるが、彼が移籍してきたすぐの頃は、「キムタク」と同じ名前の選手・・・というくらいの印象でしかない選手だった。でも、それを決定的に変えたのは昨年2009年の9月4日の試合だった。
延長12回になって、捕手が交代・負傷でいなくなった時に、監督に請われる前に「自分が守るものだ」とわかっていて、自発的に準備し、出場して見事に捕手をこなし試合を引き分けに持ち込んだ。
投手以外のポジションを守れて、「ユーティリティプレーヤー」と呼ばれる木村コーチは、本人は『単なる努力の結果』と言うだろうが、天性の素質と、人には見えない努力があってのことだろう。
選手のみんなからも慕われ、引退後そのままコーチになってまだ間もないこの時期に亡くなってしまった。本人もさぞかし心残りだろう。
しかし、37歳という若さで引退してすぐ、コーチ就任を要請され、亡くなってもこれだけニュースや新聞で報道されて、彼の人柄の良さや、いかに愛されていたかがわかる。
陰で努力している人は、きちんとほかの人が評価している・・・これは誰にも言えるようだ。
無理やりこじつけるわけではないが、学生もちゃんと陰で努力している生徒はきちんと多かれ少なかれ成果を出してくる。単語テストや漢字テストを見ていても、努力しているか否かはすぐにわかる。何度注意しても全く進歩のない生徒はすぐにわかる。そういう生徒に限ってくだらない「言い訳」ばかり繰り返す。それだけじゃなく先生がアドバイスしている時に態度で「ウザさ」を醸し出す。先生も感情ある人間だから気分が良いはずがない。逆に努力している生徒ほど、「これだけやった・・・」とか言わずに、サラッとやってのける。努力している人ほど人前では隠すものだ。『能ある鷹は爪を隠す』ということわざもあるし。少しは木村コーチを見習ってほしいものだ。
学生でいる時間は、せいぜい15~20年あるかないか。それから先の人生はひょっとしたらその3倍の長さ。学生の時期にサボっているとその3倍、しっぺ返しが来るかもしれない。「勉強しておけばよかった」と。
話は戻るが、若くして亡くなった木村コーチの功績は忘れません。これだけ早く亡くなってしまったことは残念でならない。タクさん、感動を本当にありがとう。安らかにお休み下さい。