休校で懸念される課題 | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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今日、入学式または新入生説明会(ガイダンス)、始業式などを実施し、明日から再び休校、という学校が少なくない。

 

3月からずっと続いている休校。こうなったらどんな課題が浮かび上がるのか、リストアップしてみた。

 

1. 登校日をどうするのか

 週に1、2日程度、登校日を設ける学校が多い。2時間程度、授業・部活動をしない。休校中の課題を配布する、次の登校日に課題の進捗状況をチェックする、という意味合いか。全校生が登校となれば密集してしまうので、時差登校や登校日を別日に分けることも考えないといけない。

 非常事態宣言が出ている地域では、そもそも登校日すら難しいというケースもあり得る。特に私学は、通学圏が広く、小学生ですら電車通学をしている。

 

2. 学習の遅れをどうするのか

 2カ月に及ぶ休校。未履修がどんどん増える。新年度は、前年度の未履修分からスタートするが、そのスタートも切れていない。当然、夏休みを短くする土曜日授業、というのが考えられる。土曜日授業となった場合、教員の労働時間が問題となる。先を見越して、休校の今、出勤する教員をローテーション制にして、出勤日を減らしておくことも考えられる。

 ただ、それで2カ月分を補えるか、といえば、かなり厳しい。入試のある中3・高3にとっては大きな痛手だ。さらなる問題点は、感染がさほど広がっていないため、学校の授業を再開した地域との差が出てしまうこと。何らかの措置が必要となるか。

 

3.オンライン授業の導入は

 オンライン授業に踏み切った学校もある。生徒数が少ない地域だと、PCやタブレットの貸し出しで対応している。それができない学校は苦しい。

 もう一点は、オンライン授業で頭痛が起こった、という声が出始めているということ。長時間、画面を見ながら受講するのは、目への負担が大きい。文部科学大臣が「オンライン授業も標準授業時数に含めたい」という趣旨の発言をしたようだ。これは、オンライン授業のできる環境の学校と、そうでない学校の格差が大きくなってしまう。

 

(以下、明日へと続く)

 

 

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