台風の危機管理 | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

神戸国語教育研究会カプスのブログ

神戸国語教育研究会カプスのブログです。現代文の副読本、アクティブ・ラーニング、課題解決型学習のテキスト『生き方GET』を制作しています。
公式サイトは「カプス」で検索を!

とても強い勢力で台風がやってくる。

 

勤務校では、朝7:00の時点で、大雨・暴風の警報が発令されていた場合、休校となる。今回の台風の進路予想図を見たら、これが結構微妙だった。明日の7:00段階では警報は出ていないかもしれない。しかし、午前中に確実に発令される。そして、最近の傾向として、鉄道が運行変数を減らし、最終的には運行を中止する。

 

勤務校は私学なので、徒歩よりも電車通学の生徒が圧倒的に多い。1時間以上かけて遠方から通う生徒もいる。7:00現在で警報が出ていないからと登校させ、その後で警報が発令されたからと下校させても、帰る手段がなくなる可能性がある

 

そこで、私は今日の7:30に、管理職にスマホで台風の進路予想図を見せながら、

「台風が来ることは確実ですから、明日を待たずに休校を決めて、終礼で生徒に連絡すべきです」

と直訴した。なかなか生意気な部下である。

 

ありがたいことに、管理職は「たしかに、そうだな」と私の言い分をすんなりと聞いてくださり、すぐに他の管理職と連絡を取った。

 

しかし、なかなか決定は出されなかった。結局、ようやく終礼前に職員召集の放送がかかり、「明日は臨時休校」という結論が伝えられた。勤務校は幼稚園からあるので、全校の管理職が顔をそろえて話し合わねばならなかったのだろう。それで時間がかかってしまったと思われる。

 

いずれにせよ、朝7:00なんていう原則論に従っている場合ではない、と私は思った。生徒の安全、下校手段の確保が最優先事項だ

公立だと県教委から指示が出るのかな? もっと早く明日の休校が決定されていた。

 

教員も、出勤している場合ではない。7月の長雨の際には、朝は出勤できた。が、臨時休校となって、午後から退勤可という命令が下り、それからの帰宅が大変だった。高速道路が通行止め、山の手へ上がる道路も規制雨量を超えて通行止め、または土砂崩れで通行止め……。そこへ電車も運休し始め、生き残った数少ない道路に車が集中。1つの交差点を通過するのに1時間以上かかった。結局、いつもなら1時間20分くらいで帰れる道を、6時間もかかってしまった。

 

生徒のことだけでなく、労働者である教員のことも考慮していただきたい。これも危機管理だと思う。

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

神戸国語教育研究会カプスについては → 公式サイトへ

 

課題解決型学習、アクティブ・ラーニング、現代文の副読本として最適の教材『生き方GET』全4巻+ベスト版 → 詳しくはこちら

 

↓クリックしてランキングアップにご協力ください。

にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
にほんブログ村