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「高校化」する大学 出欠を保護者がサイト上で確認(朝日新聞デジタル 2016年1月6日)

大学が高校のようになってきた、というのは、数年前に大学の教授から聞いた。

ゼミ生が何回か連続で授業に来ていなかったら、保護者に電話するように、大学から指示が出ているたしい。

月曜日はハッピーマンデー法の施行で休日になることが多い。大学の場合、週1回しかない授業がほとんど。月曜日に入った授業は、カレンダーに従うと、どんどん授業回数が減っていく。そこで、祝日でも月曜日は授業がある、という大学が増えている。

授業担当者の都合で休講になった。すると、休講になった分だけ、補講期間にちゃんと補充分の授業を開講しないといけない

これら、「高校化」の背景には、やはり保護者の存在がある。

高い授業料を払って大学に通わせているのだから、ちゃんと授業をしてほしい。子どもの面倒をみてほしい。その声を受けてのことらしい。

私は比較的真面目な生徒だったから、出席率は高かった。たくさん学びたいことがあったし、大学に行くのが楽しかった。それでも、気分が乗らない日は休んだし、履修登録したものの初回の講義でイマイチと思ったら2回目以降は出席しなかった講義もある。

大学はその自由度が良い。人生の中で、もっとも自由な時間が多い。その余裕分で、いろんなことができたし、視野が広がるったし、人間としての幅もできたように思う。

いつのころからか、日本の大学生はサボりすぎと言われ、流れが変わってしまった。

遊べるときに遊ぶ。のんびりしたいときは羽を伸ばす。それも、将来につながることだと思うけれど。


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