兵庫県公立高校新学区での2015年度の入試を終えて、加古川東高等学校の安本直校長と、塾を運営する学園役員の檜山さんという方、そして中学生をもつ保護者の方の「教育座談会」がリビング加古川に掲載されていた。

この学区再編成によって、中学生の進路選択肢が増えたようだ。安本校長は、「目標がある子は伸びます。将来、こうなりたいから、この大学にはいりたい。そのためにこの高校に行きたいから中学時代に何をするかがわかってきます」。さらに「子どもは、親に肯定されると安心感で、やる気と自信を持ちます」と親にアドバイスをおくる。

また檜山さんは、「中学生では明確な目的を持っている子どもは少ないと思います。ただ、どの子どもも大きく変わる"ちから"を持っていて、変わる"とき"があります。その"とき"を見逃さずに、適切な指導が大切です」。

本校のような専修学校の高等課程では、卒業と同時に就職を希望する生徒がほとんど。安本校長が言うように、将来、なにを目指したいか、なにをしたいか、をもっと中学時代に学ぶ"とき"が多くあればいいなと思う。本校に入学してくれる生徒をみていると、将来「トリマー」になりたいと思って入学してくれる生徒が少しずつだけど増えている。大学全入時代から少し変化の兆しが見えている。