桂川の『サクラてんぐ巣病』 | こばじぃのブログ

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三軒茶屋から山梨県上野原に転居した【ぢぢぃ】のアレコレ

2022/6/1:サイドバーに、
上野原情報メディア「めためたUENOHARA」による、
YouTube「八重山と、こばじぃ」をリンクしました

12月21日、本日も穏やかに晴れている。

 

今日の午後は野暮用で出掛けるので、

朝のうちに一仕事してこようと、

三角ホーを持って車で八重山へ。

 

本日の富士山。

 

 

八重山に来るたびに思う、

「あの橋の下の最後の瓦礫(切株)を何とかせねば」って。

 

そう、ここの
これだ。

左下から右上に掛けての一本だから、

周りを掘れば何とかなるだろう、と思ったものの、

掘れば掘るほど、その全体像が見えなくなる。

ロープを掛けて引っ張ってみても、ビクともしない。

 

しょうがないから、大量の雨で流れが復活することを願い、

あの辺りの土砂や腐葉土?なんかを洗い流してもらうように導水路を掘っておいたが、

うまくいくかどうか…。まぁ、結果が出るのは来春になるだろうけど。

 

 

まだ時間が有ったので、

周りに散らばってる落枝なんかを集めたら、

“山”がこんなに高くなってしまった。

 

 :

 

ということで、ここからは『天狗巣病』の話を:

 

“サクラてんぐ巣病”でネット検索すると、5万件近くもヒットする。

 

それも、花や樹木の関連サイトのみならず、

学校の研究機関や、地方自治体や、森林関連団体など、

様々な団体や人から、その脅威と防除法などが発信されている。

 

“日本の心”と言われる『ソメイヨシノ(染井吉野)』に取り付く厄介な病害ゆえ、

各地の観光などに与える影響が大きいからだろうし、

放っておくと病害がどんどん広がっていくし、

他の植物にも感染する恐れがあるので、

「早期に対策を」と呼びかけられている。

 

 

で、オイラも桂川の『ソメイヨシノ』の感染状況を見て来た。

 

野暮用で出掛ける時、駅に行くルートに利用している桂川の堤防だが、

あの桜並木は半数以上が『天狗巣病』に罹患しているようだ。

 

それも相当ヒドイ。

 

これなんかまだ良い方で、

こっちは、多くの枝に病巣が有るし、

これなんか別の生物にしか見えない。

 

年季の入った?物になると、もう桜じゃなく、梅みたいになっている。

うーん、画像じゃ解り辛いなぁ。

 

顕著なヤツを:

 

これなんかは、樹その物が天狗巣みたいになっていて、

樹木全体のありとあらゆる場所からシュートみたいな枝が生えているし、

天狗巣病の特徴である、「コブ(瘤)」もたくさん見られるし。

 

上野原の「桜の三大名所」と言われる(諸説あり)、

①八ッ沢発電所の桜は、ほとんどが東京電力の敷地内なのでよくわからないが、

少なくとも仲山川沿いの桜は、ほぼ全てが朽ちかけていて、

これもひょっとすると『天狗巣病』の影響かもしれない。

 

②大野貯水池の桜も、年を追うごとに桜の花の勢いが衰えているようで、

これも『天狗巣病』に罹っているのかもしれないから、

近いうちに確認に行ってみようかと思っている。

 

そして、ここの③桂川の桜がこんな調子なので、

このままじゃ、上野原では桜(特にソメイヨシノ)の花が見られなくなってしまうかもしれない。

 

それに、河川法の改正で、

堤防には新たな植林ができなくなったので、

今有る桜の木々を大切にしないと、

「桂川の堤防は枯れ木だらけ」なんて言われかねなくなってしまう。

 

おまけに、、八重山の桜まで…

 

 

自治体によっては街をあげて対策に取り組んでいたりしているが、

「何れその内に日本から『ソメイヨシノ』の花が消えるかも」と危惧している学者もいるほどに、

この『天狗巣病』は重大な問題になっている。

 

 

新たな物を作るのも良いが、

まずは足元を固めてから、ってのが本来ではなかろうか。

 

 

自分自身のこともままならないのに、

“他人事”に気を使っている、今日この頃である♪