この9月の天気を振り返りたいと思います。

 

ポイントは3つ。

 

①沖縄・奄美『ギラギラ太陽で厳しい残暑に』

②西日本『秋雨前線の影響ですっきりせず』

③台風18号の影響で大荒れに

 

まず

①沖縄・奄美『ギラギラ太陽で厳しい残暑に』

 

(9月の平均気温の平年差.気象庁HPより)

 

沖縄と奄美は、夏の厳しい暑さをもたらす太平洋高気圧がいつもの年よりも力を発揮したため、9月になっても厳しい暑さが続きました。

 

8月の終わりに発表された9月の天候の予想(1か月予報)でも、残暑が厳しいであろう予想だったので、予想は当たり。

 

「タロさん」から数日前にコメントをいただきましたが、おっしゃるように西日本も残暑が厳しくなる可能性が高い予想でした。

 

しかし、終わってみれば平年並みか平年よりも涼しくなるのが早かった感じ。

 

なぜかというと、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧の力が、予想ほど西日本にまで及ばなかったから。

そして、このあとに書きました秋雨前線が影響を受けやすく、曇りや雨の日が多かったから。

 

これが主な原因だと僕は思います。

 

次に

②西日本『秋雨前線の停滞ですっきりせず』

沖縄と奄美は先に書いたように、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧がいつもの年よりも力を発揮したため、残暑が厳しくなりました。

 

日本の南のほうは、このように『夏の暑い空気』に覆われていましたが、

その一方で、日本の北のほうからは『秋の涼しい空気』が流れ込みつつあったのです。

 

この『夏の暑い空気』と『秋の涼しい空気』の間に位置する西日本はどうなるのかというと、

前線が出来やすかったんです!

 

 

(9月の天候のイメージ図.小林作成。)

 

前線というのは、先日の記事にも書きましたが、『季節の境目』にできることが多いんです。

先日の記事https://ameblo.jp/kobayashimasatoshi/entry-12315704528.html

 

なので、夏と秋の境目にあたっていた西日本は前線(この時期の停滞しやすい前線を秋雨前線といいます)が停滞しやすく、曇りや雨の日が平年に比べて多かったんです。

 

(9月の日照時間の平年日.気象庁HPより)

(9月の降水量の平年日.気象庁HPより)

 

最後に

③台風18号の影響で大荒れに

(台風18号の進路.気象庁HPより)

 

九州、四国、本州、北海道と、本土すべてに観測史上初めて上陸した台風18号。

 

この本土すべてに上陸したことからもわかりますように、各地で大荒れの天気となり、河川の氾濫や浸水、土砂災害などの大きな被害をもたらしました。

 

現在、新たに台風は発生していませんが、まだまだ台風ができてもおかしくない時期ですので、油断は禁物です。

 

いまのような、南には夏の空気、北には初冬の空気があるような時期というのは、この空気同士がぶつかり合ってバトルするため、

 

台風が北上して『温帯低気圧』に変わってから再び猛烈に発達するようなことがあるので、注意が必要なんです。

 

また、台風が近づく気配があったら、このブログで書いていきたいと思います。

 

以上、9月のまとめでした!

 

今年もあと3か月かぁ。