26日、老齢加算制度の廃止が裁判で決定した。
70歳以上の生活保護を受けているお年寄りが
「健康で文化的な最低限度の生活」を送れるよう
一定額の保護費を加算する制度であり、
40年以上にわたり維持されてきた制度だ。
2003年小泉内閣で、国の財政難を理由に
この制度の廃止を決定した。
その結果、生活保護を受けているお年寄りの収入は
20%減ったという。
「かわいい孫に会いに行く交通費もなくなった」
「自宅のお風呂はやめて区が月4回配布する入浴券でしのいでいる」
「生活が苦しく、食費を削るしかない」
等々・・・・インタビューでお年寄りが話している。
胸が痛む。
日本国の情けなさに涙が出る思いだ。
この老齢加算制度の廃止にせよ、
後期高齢者医療制度にせよ、
国の財政難を社会的弱者に向けた
衰退する国家の悲哀に他ならない。
偽りの経済改革が国民の生きる望みを奪う。
今一度、国政に復帰し
何が何でも豊かな国日本を創りたい。