私が今までスピリチュアルカウンセリングを行った方の中で、

驚くほど転生の早い方の、感動のお話です。



ブログ掲載はご本人の許可をとっておりますので、細かく書く事が出来ますので(私の覚えている限りで)是非、この感動の輪廻転生のお話をお読みいただければと思います。




途中出て来る会話は、お客様に、会話の様子を再現していただきました


長文となりますが、どうぞお読みください・・



今から数年前になりますが、20代の女性、Mさんが私のスピリチュアルカウンセリングにお越しになりました。




ご相談内容は、皮膚疾患がどの病院に行かれても治らない事と、お付き合いしている彼との結婚についてでした。



結婚については、結婚前提の彼と今結婚するべきか、


それとも、仕事が重要ポジションになり、少なくても、2年間は海外に行かなくてはならず、結婚先延ばしか・・・・と言う内容です。



私は早速霊視を行い、守護霊、指導霊の方々に霊界通信をとりました。




すると、原因となっている要因が前世のカルマとの事。




前世で受けた傷等が輪廻転生後に、あざとなって現れたり、皮膚疾患として現れるケースはよくあります。



彼女の皮膚疾患は、ケロイドのように、膿みただれ蚊に刺されただけでもひどく広がるそうです。

全身かさぶたと、かさぶたが剥がれてジュクジュクした状態が、痛々しそうでした。

病院に行き、抗生剤、塗り薬、を続けても全く治まらず、
何か霊的な事があるのか・・・・と、私を訪れて下さりました。



霊視を行っていると、鮮明に映像が映り始めました。



彼女は前世で、戦争により被爆しています。



私はいつの時代か?と注意深く霊視を行いました。




「日本?まだそんなに昔では無い・・では何時?広島の原爆・・・・?にしてはまだそんな昔では無いので、転生には早すぎる・・

(通常輪廻転生のサイクルは数百年単位が多いです)

広島原爆からはまだ60数年では・・・??」




そう思いながら、霊視を続けました。




しかし、私が受け取るビジョンは、まるで映画を見ているように鮮明なもので、どう見ても日本なのです。




2、3歳の小さな女の子、そして、4、5歳くらい?の男の子(兄かな)と、その父。



母らしき姿は見当たらず、父が小さな女の子を抱きながらっその女の子の兄と、何かを話している場面です。



すると、突然稲妻のようなストロボのような光。


爆風、目の前が見えなくなり、私は驚いて顔をあげてしまいました。




お客様と目が合い、私の顔が相当ゆがんでいたのか、
私は「すみません続けますね」と言い再度霊視に入りました


私の心はとても重いものでした。



その後の映像・・



全ての世の中が闇になったようで、音も声も無の世界となり、女の子を抱いていた父の手より女の子は地面に投げ出され、父の姿は焼けただれ、男の子は倒れたまま動かない。



そして、父は、フラフラと女の子と男の子を抱きかかえ


何処かに向かって歩き出し、女の子は、全身焼けただれていて、血まみれになり、ぐったりしながらも、女の子の気持ちが伝わって来ました。



「お母ちゃん、お母ちゃん・・・」



と、場面に登場しないお母さんに

逢いたい、逢いたいと言う気持ちが伝わって来ました。



私は、何て光景なんだろう・・・と、カウンセリングでMさんにこの情景を伝えながら涙が流れていました。



そして、更に、お父さんは、何かを(水でしょうか)求めて何処かへ歩き、
そんな父親の腕の中で女の子は息絶えて行きました。

父もそのまま息絶えました。




「お母ちゃん何処?何処にいるの?怖いよ、何処?」



息絶えた後も、魂となり、必死にお母さんを探していました・・・




私が見ているビジョンには、お母さんは最初から、登場していませんでした。



「お母さんはどうしたのだろうか・・・」



そこで、ビジョンは途絶え、これがMさんの霊界通信よりいただいた前世の映像でした。



私は少し頭が混乱し、



「これがMさんの前世?だってまだ広島原爆から60年ちょっとしか経っていないのに、こんなに早い転生・・。と言う事は、


亡くなってから40年ほどで転生したのかな?では、何の為にこんなに早く?」



と、理由を霊視すると、




「お母ちゃん何処?何処にいるの?逢いたいよ・・」

と、あの女の子の思念が伝わって来ました。




私にはここまでしか霊界よりの情報を受け取れず、
このような早い転生、その理由、そして、
何故この前世のビジョンを守護霊様より見させられたのかが、
答えが出せないでいました。




とにかく、この前世の内容は、細かくMさんに伝えました。

Mさんは、とても号泣、


Mさん「この話を聞いていて、心が苦しくてとても悲しい」と。




1つ分かる事は、Mさんの皮膚疾患とこの前世が、関わりがあると言う事。


もう1つの質問の彼との結婚についての事は、時間が無くなり、次回と言う事になりました。




それから2週間ほど経ち、Mさんから、



「どうしても聞いてもらいたい事があります。メールでは伝えきれないので、お会いしたいのですが・・・」



との連絡が来て、Mさんにそれから更に1週間後にお会いする事になりました。



そして、彼女からとても不思議な話を聞かされることになりました。



前回のカウンセリングの数日後、
彼の両親に結婚を前提に付き合っているとの紹介を彼がしたいとの事で、彼の自宅に行かれたそうです。



そして、手料理などのおもてなしを受け、
ご両親もとても優しくて、安心したとの事。




食事も済んだ所、彼の祖母が、リハビリから帰って来たそうです。



挨拶を交わした程度で、
祖母は自分の部屋へと入ったそうです。



その後ろ姿を見た瞬間、何か、どこかで逢った事がある?と思い、
その後ろ姿を見つめながら無性に懐かしい感覚がして、
胸が一杯の苦しい感覚に襲われ、涙が出そうになったそうです。




彼の両親に挨拶してから、数日後、再度彼の家に遊びに行った時の出来事だそうです。




彼の家に両親は不在だったそうですが、彼の祖母がリビングでテレビを見ていたそうで、挨拶をしたそうです。




彼の祖母は、Mさんにお茶を出してくれて、座りなさいな・・・と、
リビングに座り、彼の小さい頃の話などを話してくれたそうです。



話をしているうちに、彼の祖母はある衝撃的な話を始めたそうです。

(Mさんが教えてくれた通りの祖母の言葉を書いています)




「初めてあんたを見た時に、何かね、娘を思い出したんだよ・・・・。

 私には、息子と娘が2人居てな、2人とも幼い時に、亡くなってな・・・・」 


としばらく無言になったそうです。

その後衝撃な話となったそうです。




「原爆が落ちてから何十年経ったかね・・。
あんたは原爆の悲惨さは知らんだろうが、それは地獄だ。
私は小さな娘と息子、そして旦那がいてな、
原爆の日は、たまたま姉の出産で手伝いに行っていて、広島に居なかったんだ。

旦那に子供達を預けて、私が留守にしていた時の地獄の出来事だ。

その後、広島に戻る事も出来ず、原爆で何もかも失った。子供達も旦那も何もかも。」


Mさんは、無言の中、霊視でお伝えしていた自分の前世を重ねていたそうです。


そして彼の祖母は話を続けたそうです。




「私はその後、数年して、見合いで結婚して、そして、3人の子供をもうけ、
そして、孫にも恵まれた。
孫もそろそろ結婚かと思うと、私も歳をとったもんだ・・・。

でも、亡くした子供たちの事は1日も忘れた事が無い。
形見も何も無い、全て失った・・。
今は、どんな顔をしていたのかさえ。
自分の子なのに、今では顔さえ覚えておらんとはな・・・
写真なんてものも無い。
でも、ぬくもりと抱いた感触だけは忘れていないよ。

はっきりと覚えている。きっとあの子が成長していたら、あんたみたいになったのか・・。
あんたを見て、我が子をこんな懐かしく思い出したよ・・。

こんな話してごめんな・・・。孫を宜しくな・・・」




と手を握って来たそうです。



その瞬間、Mさんは、どんどん涙が溢れて、
脳裏に、あたたかなぬくもりに抱かれている幼い子の感触が浮かんで来て、
前世の女の子(自分)が、



「お母ちゃん、ここにいたんだね、やっと逢えたね、逢いたかった」

と言う声が聞こえた感じがしたそうです。




そして、彼の祖母が懐かしくて懐かしくて、涙が止まらず、
やっと、やっと逢えた・・と心の底から懐かしい感触と涙が止まらなかったそうです。



そんな不思議な体験をして、その話をどうしても私にしたいと、訪ねて来てくれました。


再度霊視を行うと、あの時に分からなかった事が全て繋がりました。



何故、広島の前世が出て来たのか・・・・



何故転生が早かったのか・・・



何故、前世のビジョンで女の子の母親が出てこなかったのか・・・



それは、母は、その時に広島に居なかったからだったのです。

女の子は、母の帰りを待ち、原爆投下に遭い、母に逢いたいと言う気持ちを残しながら亡くなって行きました。



なので、どうしても母に逢いたいと言うとても強い気持ちで転生が早かったのです。


そして、婚約者の彼と出会ったのも、偶然では無く、引き寄せたのです。


逢いたかった母に逢う為に、そして、

今度は孫の嫁としてだけど、

また家族の一員として過ごす為に・・・。



私もMさんも驚き、感動で、二人して涙でした。



Mさんが彼の祖母に初めて会った時の懐かしい感覚。


祖母もMさんを見ていると、自分の亡くなった子を思い出す感覚。


それは、当然です。あの亡くなったお子さんの魂は今Mさんとして、転生してきたのですから。

そしてやっと再会出来たのですから・・・




この話を聞いた1ケ月ほど経ってから、Mさんからメールが来ました。



重要な仕事を任せられ、彼との結婚も悩んでいましたが、こんなに素晴らしい縁で引き寄せられ、前世の母に巡りあったのですから、彼と共に人生を歩んで行くことにしました。



そして、彼の祖母に、すぐに私達の結婚式を見てほしい、ドレス姿を見てほしいので、結婚式の日取りも決めました。



何と祖母は、もうすぐ90歳だそうです。

と言う事は前世の私を20前後で産んだのでしょうか。




何か、前世の私の母が、この時代にまだ生きていてくれていたと言う事がとても不思議な感覚です。


そして、彼の祖母に出会ってから、何と、長年苦しんできた皮膚病がすっかり治りました、奇跡です。(Mさんのメールより)




このようなメールが来て、本当に感動する話でした。



私も信じられませんでした・・・・

前世の親が、転生後にまだ生きておられて再会する・・・

奇跡のような話に感動させられました。



それほど、母子の絆は強いのです



皮膚病は前世被爆したカルマであり、
母と再会出来たことで、カルマが全て浄化されたのですね・・・



彼(今はご主人様ですが)の祖母は、Mさん達の結婚式の1年後に、お亡くなりになられたそうです・・・



再会して、魂が安心したのでしょうか・・・



このお話は、あまりにも感動的でしたので、Mさんの承諾を得て、掲載させていただきました・・



長文お読みいただき有難うございました