突然だけど、先日ボランティア?に行ってきた。

 

 

 

先日起きた北海道地震。





そんとき思ったことはここに書いたんだけど


 

 

もともと地震が起きた翌日から仕事で札幌入りする予定でいたので(仕事キャンセルになったんだけど)

 

 

 

万が一自分も被災しても誰にも迷惑かけないように、

 

 

缶詰とかパンとか防災グッツとかいろいろを買い込んで大荷物で新千歳空港に。

 

 

 

夜だったのもあるかもだけど売店は全て閉まっていて、あたりには毛布がたくさん転がってる。






 

 

震源地は厚真町と報道されているけど、グーグルマップで見るとむかわ町との町堺に限りなく近い位置にあり

 

 

 

同じくらい被害を受けているむかわ町。

 

 

 

でも、全然報道されていない。

 

 

友人がたまたまむかわ町に住んでいる知人のインスタが大変なことになっていた、というので

 

 

むかわ町に友人に車を出してもらって行ってきた。

 

 

 

 

何ができるかわかんないけど、とりあえず行ってみた。

 

 

迷惑になるようなら、街の様子を見て、何かを感じて

 

 

それでおとなしく戻ってこようね、と車の中で話しながら。

 

 




家がぺしゃんこになっていたり、道に亀裂が入っていたりと、たしかに被害がとても大きい地域だった。




 

 

 

とりあえずどこ行ったらいいかわからないので、役場へ。

 

 

すると自衛隊の方が炊き出ししていたり、人がいっぱいいて、

 

 

「統括部」とでっかいワッペンをお腹に引っ付けたおじちゃんに

 

 

「札幌からきたんですが、何かお手伝いすることありませんか?」と聞いてみた。

 

 

 

「ボランティアに関しては、ここの3階に上がって聞いてみてくれ」と言われ、行ってみる。

 

 

 

 

すると、ボランティア部の人は「まだボランティア体制が整っていなくて、ニーズを探しているところなんです。登録だけして後日またきてもらってもいいですか?」と。

 

 

 

すいません、できれば今日お手伝いできることをなんでもいいのでもしあれば・・と粘ってみたら

 

 

 

 

では、救援物資がじゃんじゃん届いていて役場の人たちがてんやわんやしているので

 

 

そちらを手伝ってもらってもいいですか?と、仕事を無事手に入れた。

 

 

 

粘ってみるものです。

 

 

 

 

救援物資が続々と届くお部屋があって、そのお部屋で仕分けをして、そのお部屋の窓からトラックに積み替えるという作業。

 

 

 

役場の方たちは、地震直後からずっとされていたそう。疲労困憊していた。

 

 

 

友人2名と私の3名がそこに参入。

 

 

 

飲み物、カップ麺、箸、ご飯のお供たち、紙おむつ、歯ブラシ、などなど、じゃんじゃん届く物資を仕分けしていく。

 

 

 

 

仕分けをしながら、「どんな人が、どんな気持ちで、どこから送ってきたんだろう」と想像しながら

 

 

一つ一つ仕分けしていく。







 

 

 

入っている袋とか、入っているものから、送ってきた人を想像しながら手に取る時間はあっという間だった。

 

 

 

インスタントラーメン5食入りが2食食べられていて、残りの3食だけを送ってきている人とかもいて

 

 

きっとこの人、「地震が起きた!すぐに被災地に何かを送ってあげたい!家にあるものをとりあえず!!」と思って急いで詰め込んで送ってきたんだろうな、と思うと、もう、なんだか人の優しさに私まで触れさせていただいたような気がして、きゅんとした。

 

 



 

 

見て。これとか、もう、優しさでしかない。






ねぎが折って送られてきてる。



そこまでして、何かを送ろうとして、実際送った人がいる。(ほんとに必要なのかは別として)私は今まで、本当に何もしなかったことを恥ずかしいと思った。なにかを感じて、ちゃんと行動に移せる人って、こんなにいっぱいいるんだなあって思った。

 

 

 

 

逆に、救援物資を仕分けてみて、どういうものを、どういう形で送れば受け取り側が本当に助かって、楽なのかもちょっと、わかった。

 


 

いろんなものを一緒に詰め込むと言うよりは、何が入っているかを明らかにして、内容に分けて送ったほうがよさそうだ。



 

 

そうすれば、受け取り側は仕分けをせずに、ニーズに合ったところにすぐに振り分けられるのかな。

 



 

そんなことも考えたりして、いました。(合ってるかわかんないけど)

 



わたしたちが仕分けしてると、髪の毛いろんな色した若い集団が、ドン・キホーテの黄色い袋をたくさん提げて入ってきた。




「これ足しにしてください」




やんちゃそうに見えるその子たちが持ってきた袋の中には、赤ちゃん用の紙おむつ、カップ麺、歯ブラシ、ウエットテッシュなど、ちゃんと考えて買ってきたんだろうと思うものがたっっっくさん入ってた。





いいこたちだなぁジーンとした。











陽が落ちてきて、雨が降ってきた。




役場のおっちゃんが、「ボランティアさんありがとう、もう一個だけ任務おねがいしてもいいかな?ついてきて」と言ってわたしたちを別の部屋に連れて言った。







「今日は本当にありがとう。とても助かった、ささやかだけど、食べて行って。」







豚汁とごはんと野菜炒め。



優しい味がとてもとても、染みた。



今日はきてよかった、と、わたしたちのほうが思ってしまった。










 

 

 

東日本大震災の時も熊本地震の時も次々起こる天災をニュースで見ながら、

 


 

毎度微々たる額を寄付することくらいしかできなかったことをどこかでずっと後悔していて。

 


 

現地に行って何かすることが全てではないことはわかってはいるけど

 


 

被害に遭った街の様子や、その街の人たちの様子をテレビやネットで見る程度で

 


 

それ以上知ろうとすらしなかった自分にずっとモヤモヤしていた。

 

 

 

そのことをずっと後悔していて。そんな時大好きな北海道で大変なことが起きた。

 

 

 



今回だって、大したことできなかった。

 

 

 

 

 

あんだけのことで、なにかできたなんて思ってない。




でも、いろんなことが知れてよかった。それだけで、行ってよかった。







結局なにをしても、こういうときって結局自己満足なのかもしれない。




自分のなかのなにかをそんな小さな行動で埋められた気になってるだけかもしれない。





でも、やっぱり「知らない」と「知る」の違いはでかい。





まさに、原体験。自分のために必要なことだと思った。







今回の震災を、わたしは経験したわけじゃないけど、いろんなことを感じた。





当たり前なことなんてないってこと。



ぜんぶ、ぜんぶにありがとうを。







このことを、ちゃんと、下の世代にも伝えていく義務があると思う。