昨日27日をもって、「校長の右目」としてのインターンを終えて

 

 

先ほど一旦東京に戻ってまいりました(今後は名古屋と東京半々の生活になろうかと思います)

 

 

 

 

4月から、札幌という縁もゆかりもない土地に突然住み始め

 

 

教職員免許もないのに学校に勝手に毎日通い

 

 

生徒や先生たちと毎日過ごさせてもらった4ヶ月。

 

 

 

「学校で何してるんですか?」とたくさん聞かれたけど

 

 

正直特に何もこれといってしていないw

 

 

職員室に居座り、朝礼に勝手に参加して、

 

 

担任みたいなことをさせてもらっていた1−8のHRに出て雑談して

 

 

そのあとはもう学校内をふらふらして授業に乱入したり

 

 

「授業やって」と先生に無茶振りされたり

 

 

個人的な仕事の事務作業したり打ち合わせしたり、

 

 

講演ツアー行ってきまーすと1週間不在にしたり、おかえりーどこ行ってたのー?とまた迎えてくれたり。

 

 

 

毎日そんな感じで過ごしていました。

 

 

 

放課後はいろんな生徒が会いに来てくれて話したり、一緒にサッカーやったり、イベント企画したり。

 

 

夜はとにかく毎日、だれかとごはん一緒にたべておはなしして。(札幌ごはんうますぎる最高)

 

 

 

 

もうね、本当に楽しかった。大好きな人がたくさん、できたんだ。

 

 

 

 

私、正直、学校ってあんまり好きじゃなかった。

 

 

大好きな友達に会えるだけの場所。それ以外特に何も得られないと思ってた。

 

 

先生たちはみんな私を否定的な目で見てるようだったし、

 

 

まともに話を聞いてくれる先生はいなかった(ように当時は思えた)

 

 

 

 

でも、12年ぶりに「学校」に通って

 

 

新しい景色がたくさん見えた。

 

 

職員室では、いつも生徒の話、生徒の未来の話。

 

 

先生たちって、こんなこと考えてるんだ、ってたくさん思った。

 

 

 

生徒の立場からはわからなかったことが、「校長の右目」として学校に通ってみたら、たくさん見えたんだ。

 

 

 

生徒たちは、常に写し鏡みたくなっていて

 

 

いろんなことを教えてくれました。

 

 

高校生って、こんなにまっすぐだったっけ、と過去の自分を思い返してしまうほど

 

 

本当に純粋にただ毎日をまっすぐ生きている彼らを見ているだけで

 

 

大人である私たちが、本当はもっと大切にしなくちゃいけないことを思い出させてくれるんです。

 

 

 

私自身、今まで気づかなかった自分のことに気づけたのは、生徒のおかげです。

 

 

 

 

 

ある日、一人の生徒から夜中にメールがきて。

 

 

「さやちゃんってこれから何していきたいとか、あるの?」と、突然。

 

 

 

「どうしたいきなりw」ときくと「いや、なんとなく。」って。

 

 

 

「幸せな子どもたちを、増やしたいなって思ってるよ」と送ると

 

 

 

「ずっとここには、いれないの?」って。うん、本当にかわいいんです。

 

 

 

後先考えずにいえば、ずっとここにいれないかなあと思ってしまうくらい、居心地がいい場所でした。

 

 

 

すっかり、学校が大好きになっちゃった。

 

 

卒業以来会ってない、母校の先生に会って、話してみたいなと思うくらい。

 

 

 

 

 

 

 

終業式の日、生徒たちが「さやちゃん、ありがとうの会」を開いてくれました

 

 



 

生徒たちが立案、準備、進行全てやってくれたそうで、絶対泣かないと決めてたのに(またすぐ来づらくなるから)無理だった。

 

 

 

 

20分にも及ぶいろんな人からのありがとうを集めた動画、一人一人からのメッセージ、プレゼントをもらいました

 

 

 

職員会議で、「さやちゃんに動画を作るから、出演してほしい」と直訴しに行ったんだそう。



緊張して足が震えた、って笑うその子たちの顔が本当にたのもしくて。嬉しかった。

 

 

長い長い動画をみていると、それを集めているその子たちの姿が目に浮かんで、涙が止まらなかったです。

 

 

 

 

 

赤ちゃんみたいに泣きじゃくる生徒たちをみて、4ヶ月でこんなに愛おしい存在ができちゃうなんて、

 

 

学校の先生という職業は、どうりで、なかなかやめられないわけだ、と胸がぎゅうってなりました。




 

 

私に夜中、メールをくれた生徒が最後に、メッセージを代表で読んでくれました。

 

 

 

「私たちも頑張るから、さやちゃんも、たくさんの子どもたちを幸せにしてあげてください。私たちは、さやちゃんと一緒にいられて、とっても幸せだったから。」

 

 

 

 

ああ、この瞬間を一生、忘れないでいよう、って思いました。

 

 

勉強できなくたっていい、本気で挑戦したいものがなかなか見つからなくたっていい。



でも、ただ、こんな風に、人に優しい人でいてほしい。生徒たちに求めることは、それだけで、いいや、って思えました。




それだけできっと、たくさんの心からのありがとうをもらえる人生に、きっとなるから。そんな最高な人生ないじゃないか。








 

坪田先生のおかげで、ビリギャルと言われるようになって、多くの方が耳を貸してくれるようになって、でも最初はあんまし自分で自分を前にだすのが苦手で、失敗したり、戸惑うこともあったりしたけど

 

 

これにはきっと、使命があるんだ、って思ってここまで、探り探り、きました。

 

 

 

でも、これまでずっとなんとなく探してた、自分が「なんのためにいま、なにをすべきか」という、ちょっとはっきりしたものが

 

 

 

新陽高校にインターンで入らせてもらったことによって

 

 

 

たくさんの先生や生徒たちと関わらせてもらって、ようやく見えた気がしています。

 

 

 

もやもやしていたものがスカッと晴れた感じ。

 

 

 

 

 

「教育」ってなんかおこがましい。「共育」なんだと思います。

 

 

 

子どもに教えられることばかり。逆に教えてあげられることなんてほんの一握り。

 

 

 

学校では先生が生徒と共に、家庭では親が子どもと共に、失敗しながら学んでいって

 

 

ちょっとずつ、お互いのことを思いながら成長していく。

 

 

 

だからこそ、いつもずっと、変化し続けていかなきゃいけない。子どもも大人も、学び続けなくちゃいけない。

 

 

 

学校は、未来を作る場所。

 

 

 

ここが希望に満ち溢れている場所であったなら、未来も自ずと明るくなる。

 

 

 

 

毎日、生徒に本気で向き合っている新陽の先生たち。

 










 

毎日を一生懸命生きている健気で愛おしい新陽の生徒たち。

 

 




 




みんなに、いろんなものをもらってばかりの毎日でした。

 

 

本当に貴重で、宝物のような時間を過ごさせてくれてありがとう。





 

 

 

学校の中でも外でも、たくさんの素晴らしい出会いに恵まれました。さすが私。持ち前の出会い運が炸裂してました。

 

 

 

私の大家さんでもある、札幌の父と母。大好き。本当にありがとうございました。

 



 

 

謎のインターンを快く受け入れてくださった荒井優校長。きて、ほんとに良かったです。ありがとうございました。

 

 


 

他にもたくさんたくさん、ありがとうを送りたい人がたくさん。だけど、それは直接伝えるとして。

 

 

 

 

 

私もみんなに負けないように、この経験を生かして、また進んでいきます。

 

 

札幌、たくさん帰るからね。お仕事でたくさんいけるよう、頑張るね。

 

 

帰った時には、またいつもみたいに、笑って迎えてくれると嬉しい。な。

 

 

 

 

 

こうして、札幌でちょっとだけパワーアップしたわたしです。

 

 

引き続き、よろしくお願いします。