ワールドカップ2018
何だあれ!!!!サッカーってあんなに見るの楽しいの??知らなかった
私今までワールドカップですら、みんなでHUBでみてワイワイキャ〜するくらいだったんですが
新陽高校にきて仲よくさせてもらっている先生たちがみんなサッカーヲタクで
サッカーの知識が自然と増えたため
今回生まれて初めて、ちゃんと日本を応援したワールドカップでした
新陽高校には「校長の右腕」という役職を持った、私と同じ年の中原という人物がおりまして
彼についてはこちらの記事をみてもらった方が早いのですが
彼、元々スペインのプロサッカー選手だったんです
自分でお金貯めて、スペインに乗り込んで自分を入れてくれるチームを自力で見つけて、
本当にプロサッカー選手になっちゃったという、
ビリギャルなんて比にならないくらいとんでもない経験の持ち主です
彼の今の夢は「学校を作ること」なんですが、そこの話は一旦置いといて、サッカーの話に戻るね
昨日の日本vsベルギー戦深夜3時にアラームかけてみました
ブラジルvsメキシコ戦も面白かった(やばいねブラジルまじで、うますぎてため息出た)けど
そのあとの日本の試合では本当に、いろんな感情が吹き出した(部屋で一人であんなに叫んだのは初めての事です)
昨日の試合についてどう思ったか、中原元選手に聞いてみた。
試合をみながら、絶対明日学校行ったら聞こーって思ってたんだー
その時に聞いた話がめっちゃ感動したのでここに備忘録代わりに書いておくことにする
(きっと中原には消せと言われるけど、無視することにする)
「教育が変われば、日本のサッカーも強くなるで」と中ちゃんはいう。(関西人)
サッカーって、あの長方形の中でなら、手でボールを触らないなど基本的なルール以外、何してもいい。
ポジション無視してみんなで一列に並んでひたすらゴールを守っててもいい。
走らないでずっとサボっててもゲームは進む。
だからこそ、「考える」力が必要で、自分に今何ができるか、どこにいてどう動くべきかを考えられる選手が強い。
1分30秒 88分30秒
これが、何の時間かわかるか?と、スペインの選手だった時に監督に聞かれたことがある
その時間の中で、「ボールを持っている時間」が長くても累計1分30秒くらい。
それ以外の時間は「ボールを持っていない時間」
この「ボールを持っていない時間」って何してるか。
仲間が相手にボールを取られたから、取り返しに行く
仲間がパスをしやすいように走る
ミスした仲間に声をかける
監督の意を汲む
サポーターの声援を聞いて、よし、と思う
辛くなった時、家族の顔を思い浮かべて、また、走る
「ボールを持っていない時間」はつまり
「人を想う時間」なんだ
この時間を理解している選手が、一流の選手だ
逆にこういう選手しか残っていけないんだ
そうやって、スペインで教わった
サッカーは、生き方だ
生きる力が強い選手は、サッカーのゲームでも、強い
南米やアフリカのチームの強さはそこにもある
生きる力が強い
日本がなかなか勝てない理由はここにある
中ちゃんは、プロのサッカー選手になりたくてスペインに行った
でも、ある時それが自分の夢ではなくなった瞬間があった
ナイジェリアの選手に「お前は、なんのためにサッカーやってるんだ?」と聞かれたとき
「サッカー選手になりたくて、サッカーがしたくて、してるんだ」と言った
「だからダメなんだよ」そう、言われた。
「俺には、家族が26人いる。その家族を食わせていかなきゃいけない。家族の夢を叶えたい。家族26人の夢を叶えるために、俺はやってる。俺のサッカーに、あいつらの夢がかかってるんだ」
その時、ベクトルが自分にしか向いていなかったことに気づいた
とても恥ずかしく、ちっこく感じた
そう中ちゃんが話してくれた
すごいって言われたい、注目されたい
そんな、自分の承認欲求のために頑張ってる人と、そうじゃない人って、もう、すぐ分かる。
私は新陽高校に来て、中ちゃんに出会って、
どうしてこの人、こんなにベクトルが外に向いてるんだろう。社会や、子どもたちのためになんでこんなに頑張れるんだろう。こんなに自分に対する評価とかいろいろに興味ない人、いるんだ、って、ずっと不思議に思ってたんだ
でも、この話聞いて、そっか、そのナイジェリアの選手の言葉が、彼を変えたんだ。その経験が彼の人生を、夢を変えたんだとわかった
「だから、俺はサッカー選手でいることをやめて、日本の子どもたちのために学校を作るんだ」
サッカーは人生だ、生き方だ、っていう中ちゃんの言葉から
いろんなことを考えさせられた日だった
サッカーは、人生だ!!!!
ワールドカップから、いろんなことを学んでしまった!!!!!