今週末は友人の結婚式なので


今日はみんなでその準備のお手伝いをしてきました。




わたしは大学卒業後、ウエディングプランナーになったのだけど



たくさんたくさんの新郎新婦を見てきて



わかってきたことがいくつかあります。







「結婚式」って女の子のためにあるもの、と新郎の方はなんだか一歩ひいて見ている感じがたまにあるけど



結婚式は紛れもなく「今後のふたり」のためにあるものと思っています




どっちかがイヤイヤやるなら本当にやる意味ないし





どっちかが全部準備するのもあまりよくなくて





その準備過程で、ふたりがどれだけ想いを同じにして、楽しんで、時間を共に出来るかが、



その先のふたりの関係に大きく影響するのではないか、という持論をわたしは長年持っているのであります









もちろん「こんなドレスが着たい」とか「こういう会場の雰囲気でお料理はこんなんで進行はこうしたい!」など、新婦もしくは新郎の、もしかしたらずっと前からの夢や理想を現実にするためのまたとない機会でもある





でも、そういう内容は、正直、なんでもいいとわたしは思っている




ゲストへのふたりの思いが伝われば、ほんとになんだってよくて、不正解はありえない。全部正解だと思う。







もっと大事なのは、



当日より「準備期間」であると思うのです。







当日なんて楽しいに決まっているんです。



大好きな人ばっかりが、同じ場所に同じ日、同じ時間に二人のためだけに集まってお祝いしてくれるんだから。






それよりも、その当日までの間に



「結婚式」という、ふたりにとって、初めて一緒に作り上げるおっきなもののために





ふたりが、どう過ごしたか、だと思うんです




だいたい初めてのことだろうからわからないこともあるだろうし、でも親族や大事な友人が関わってくるので譲れないものもでてきたり



結婚式の準備で相手の知らなかった面が見えた!という人も多いのではなかろうか(良くも悪くも)











わたし、自分で言うのもなんなんですが、担当した新郎新婦ほとんどに手紙を頂くのです



そこにある、なによりも嬉しい言葉は



「結婚式やってよかった。夫婦の絆が、深まりました。」




というもの。これ、結構みんな言ってくれます。








これってある種のコーチングなんじゃないかと、最近気づきました




新郎新婦のモチベーションを引き出すのが、ウエディングプランナーの仕事なんですね、ただの案内役じゃない。





だから、最初にとにかくふたりにいろんな話をしてもらい、3人でゲラゲラ笑います。そのあとで「どんな結婚式にしたいか、ふたりでとことん、家で話し合ってきてください」と言います。




喧嘩するくらい真剣に、考えて欲しい。



その上でふたりでゴールを決めないと、始まらないのです。





すると不思議なことに、最初は乗り気じゃなかった新郎がどんどん前のめりになってきて



準備期間にもいろんなところでこだわり初めて新婦が笑っちゃうくらいやり始めたりするのです




そんで当日は、あんなに嫌がってた新郎が、めちゃくちゃ楽しい!と連呼して、最後は大号泣してること、よくあります




そういう夫婦は、なんか、この先もきっと大丈夫だろうなあって。思うんです。







だってふたりで決めた、結婚して最初のおっきな目標を、ふたりで乗り越えた成功体験があるから。




たかが結婚式。されど、結婚式。



です。



わたしはやっぱり、結婚式、好きです。








今週末、本番を迎えるわたしの友人夫婦は、



きっとこの先も笑いあって、仲良しの夫婦になるんだろうなあって、思いました^ ^