現在上空8時半なう。

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滞在時間24時間もなかったですが、今回の沖縄もとてもハッピーでした。



西原町の教育委員会様に呼んでいただき、



昨夜は一般の方向けに講演をさせてもらいやした。





沖縄の講演会はいつも会場いっぱいでびっくりします。毎度満員御礼です。


なんで?沖縄でビリギャルそんなに流行ったの??

学生のみなさんも積極的に前のめりになって聞いてくれました。





昨日は質疑応答の時間も多くとって頂いていたのでゆっくりお答えができたよ。



「質問ある方?」と司会の方がいうと


ある男性がまっすぐに手を上げてくれて


きくと、その方は台湾で日本語教師をしているという方で、この講演会の為に台湾からさきほどきて、明日帰りますとのことでした。


「本当に来て良かったです」とその男性が言ってくださって



会場から思わず拍手が湧き上がりました。




わたしも、「たたたいわんからきてくれたんですか?!」とびびびっくりしながら、改めて身が引き締まる思いでした。




「大阪で、ハーフの子の髪の毛を校則だからといって暗く染めさせられたということがありましたが、さやかさんからみて学校の規則はどのようにあるべきと思いますか?」





行きの空港でみた、修学旅行生の群れを思いうかべました。




そっか、いま修学旅行の時期なのか、と学生の群れをかきわけながらおもったんですが、



そういえばわたしも中学3年のとき修学旅行で沖縄にきたことを思い出しました。




その当時わたしはもうおもいっきしスレていて笑



なにかと先生につっかかって反抗していました



何の意味があるの?とおもう校則もしぬほどあったし



そのだいたいを守っていなかったわたしとわたしの友人たち(例えばスカートをひざ下10㎝以上長くしなくちゃいけないとか、セーラー服のリボンをつけてないとめちゃ怒られたりとか)でした。



沖縄の修学旅行も、わたしの部屋の全員が寝坊して集合時間に集まらなかったことがきっかけで


みんなが海でパシャパシャやってたとき、わたしと友人たち4人くらいはホテルの部屋で先生にずっと怒られて正座していた記憶があります。



窓から見えるみんなの楽しそうな姿がいまも思い出されます(かなしい記憶・・笑)




当時まだ携帯を持ってちゃいけなくて、(でもみんな隠し持ってたけど)



修学旅行で先生からのガサ入れがあって、わたしの友人が携帯没収されて中身を全部チェックされたりしてました


なんでそんなことするのか心底わからなくて腹が立った



「みんな一緒でなくちゃだめ」という学校のルールに一生懸命抗っていたのもあった






でも大人になってある程度、校則を作る意味もわかった気がしています


先生たちごめんねっておもう気持ちもある


それだけ集団を統率するということがいかに大変なのかはいまはよくわかります




(とはいえやはり地毛を周りのみんなと同じに染め直せと言われたらわたしだったらそんな学校そっこー辞めるきがするけど)




北海道の新陽高校の荒井先生が話してくださったお話を、その台湾からきてくださった方への回答としてお話しました。




荒井先生や新陽高校のことについては以前の記事でも書いたんですが





荒井先生がこの高校の校長先生に赴任してすぐ、「この学校の生徒はみな、全然挨拶をしない」と周りの先生から聞かされたそうです。



挨拶週間とか、いろいろやったけどだめだったと。



そうかそれは困ったな、と思っていた荒井先生が


ある日、掃除の業者のおばちゃんたちにお茶を飲みながら話をきいたところ



「実に気持ちのいい挨拶をしてくれますよ、あの子たちは。」と嬉しそうにはなしてくれた。



あれれ話が違うぞと思った先生は



「校長先生のおはなし」で全校生徒にこんな風に話されたと言います。




「掃除のおばちゃんたちが、みんなに感謝してました。気持ちのいい挨拶をしてくれてるそうだね。僕はとても誇らしかった。ありがとう」



すると次の日から、生徒たちが気持ちよく「おはようございます!」「こんにちは!」「さようなら!」と顕著に挨拶するようになったんだと。






尊敬する本間先生の言葉を思い出しました。



「命令文で人の行動を変えることはできない」





校則も然り。


規則を作って守らせる、よりも、生徒たちがこの学校の生徒であることに誇りをもち、学校という場所が、自分は誰かに感謝される存在であるということや、誰かのためになり得る存在であるということを、学べる場所であってほしいと思います。




そのためにもまず、学校の先生たちが生徒ひとりひとりを認めてあげること


学校のマニュアル通り指導することよりも、生徒たちと信頼関係を築くこと


そして先生自身が魅力的であることが重要な気がします




だって中高生にとっては「おとな」の一番身近なロールモデルになるのが「学校の先生」だから





こんなおとなになりてぇなって思えるような先生がたくさんたくさんいてほしい





わたしが坪田先生に出会って人生が変わったように。






そんなことを思いながら、



修学旅行生が群れをなして飛行機に乗り込むのを見届けていたわたしです。


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さて、今日はこのまま愛知県の高校に伺います。


まさに、高校の先生方の集まりでお話させていただきます。


生意気いってキレられないよう注意します。笑