先日主人が、


「今日とても悔しいことがあったんだ」


と切り出した





きくと、渋谷駅で乗り換え途中に人混みの中突然男性に手を掴まれて



「ちょっといいですか?」と止められたらしい



するともう3人くらいどこかからでてきて4人の男性に囲まれて、1人ずつ警察手帳を見せてきたのだという



「ちょっと、持ち物確認していいかな?」



と言われたので、


「はあ、どうぞ」


としょっていた可愛いリュックを差し出すと



「そっちじゃない」と言って身体を調べ始めたらしい





警察官4人は、もう絶対こいつ、なんか持ってると確信を持っているようだったという(確かに見た目は怖いけども)



しかしポケットからもなにもでてこず、




「ズボンに手、入れてもいいかな?」



と言われさすがの主人も「はあ?」となる



でも疑われたままで終わるわけにいかないと、渋々承諾すると


男がよってたかってズボンを触ってくる(ちなみに、周りにはたくさんの通行人がみている)



「この硬いのなんですかあ??」と警察官ははーん見つけてやったぜというノリで言ってくる



「ベルトですけど」と答える



警察官はもっと下までさぐる



「これはなんですかあ?にやり」




「ズボンのボタンですけど」




すると警察官は何事もなかったかのように



「どうも、ご協力ありがとうございました」



と去っていったという



「おれはめちゃくちゃにされたあと捨てられたみたいにそこに立ち尽くしたんだ」






一部始終話し終わった主人が





「ほんとさ、かわいい水玉のパンツ履いててよかったよ」



とドヤ顔で言ってて









アホかと思った







「でもさ、一個だけ後悔してることがあって、どうしてあの人たちに、これもなにかのご縁なんで、僕がやってる居酒屋に今度ぜひきてね!と言えなかったんだろう。つまんねー人間だよ俺は」






と、嘆いていた











アホかと思った