こんにちは
広報部の山本です。
寒い冬を元気に過ごすための、簡単に身体を温められる入浴や冷やさないための衣服。日常生活の中ですぐに実践できる”体温維持法”をご紹介。寒さから身を守り、全身をポカポカに保ちましょう。
入浴
冷えた手足先・身体を温めるのに、入浴は効果的。肌表面の毛細血管から熱を吸収して全身を巡ります。深部を温める効果としては難しいので体温を上げる目的での長時間入浴はご注意ください。
入浴の基本
①体温+4度ほど。心地よい温度がBEST
入浴は、温熱の血管拡張作用で、血行が促進され代謝がアップ。汗をかくことで老廃物の排出も促されます。その他リラックス効果など、さまざまなメリットがあるので、毎日ゆっくり湯船につかりましょう。お湯の温度は体温+4度を目安に、気持ちいい温度でご入浴ください。入浴が難しいときは、手湯や足湯を利用するのもいいでしょう。
[手湯・足湯の方法]
洗面器などに42度くらいのお湯をはり、手湯は手首から先、足湯は足首から先を10~15分間つける。手湯の場合は、手湯→冷たい水に1~2分つけるのを2~3回繰り返すと発汗が促進されます。
②半身浴 ~発汗作用により余分な水分を排出~
ぬるめのお湯に、みぞおちから下をつける入浴法。20~30分間ゆっくりつかると発汗します。
心臓への負担が少ないので、ゆっくりお湯につかることができます。
③薬湯 ~基本の入浴にプラスしてさらなる温め効果を~
植物の精油成分や、ビタミン、ミネラルなどが湯に溶け出し、血行促進や保温などに役立つとされる薬湯。その一部を紹介します。
●生姜
生姜1個をすりおろし、布袋などに入れて湯船に浮かべます。
保温作用があり、冷え症、神経痛、腰痛、リウマチ、風邪予防、不眠などに。
●大根
大根の葉5~6枚を天日で約1週間乾燥させ、その煮出し汁を湯船に入れます。
血行を促進させるので、冷え症、神経痛、生理痛などの婦人病に。
●ゆず
1個を半分に切ったり、丸々そのまま湯船に浮かべます。
鎮痛作用、血行促進作用があり神経痛、関節リウマチ、ひびわれ、あかぎれなどに。
●にんにく
にんにくひとかけを刻み、布袋などに入れて湯の中へ。
強い血行促進作用があり、肩こり、神経痛、湿疹、痔、疲労回復などに。
ニンニクは試したことがありませんが、パンチの効いたお風呂になりそうですね
衣類
冬の外出にプラスしたいアイテム。ちょっとした工夫で、着ぶくれすることなく防寒ができます。
① 腹巻
胃腸などの重要な臓器を温められる腹巻。腸は身体の中で最も重要な免疫機能であり、防寒することで全身の免疫力アップにつながります。また、産熱量の多い肝臓や腎臓、腹筋の働きを促すことができます。
②マフラー ・ストール・ ベスト
首や脇の下、背中(腎臓周辺)、肩甲骨周辺には体熱産生が活発な褐色脂肪細胞があります。この部分を温めることで効果的に保温ができます。
③マスク
口や鼻から冷たい空気が入るのをシャットダウン。衣服1枚分くらい身体を温める効果があると言われています。乾燥対策にも有効ですね♪
自身も着込んでも寒い日には、貼るカイロを利用して、効果的に温められる背中下部(右手側)に貼って温めています。外で長時間過ごさなくてはならないときには、肩甲骨の間にも貼ります。
室内に入ると熱くなりすぎるほど
低温火傷には十分ご注意いただきながら、ご自身の心地よい程度にご調整ください