NCAA男子バスケット選手権 | 小林至オフィシャルブログ「小林至のヨノナカ考」Powered by Ameba

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マーチ・マッドネス、う~ん、なんとも、信じられない世界ですね。

主催者であるNCAAが、TV局(CBSとターナー)と結んだ現行のTV放送権契約(14年契約、2011~2024年まで)が、年平均で7億7000万ドル。64チーム出場のトーナメントですから、1試合当たり1200万ドル。日本円にして13億円くらいですか。これ、1試合ですよ。

しかし、その契約のもと、当該2局は、大会の中継から生じるCMだけで12億4000万ドルの売上(2016年)

つまり、7億7000万ドルの費用で、12億4000万ドルを売り上げたというわけ。

で、いや~、儲けすぎちゃいました、悪いですな~、ついては、2025年以降、より高額の長期契約で延長することで、お互いハッピーになりましょうや、ということで、2025年以降の契約を締結@11億ドル/年の8年(~2032年)。

奨学金だけでプレーしている学生が可哀想というセンチメントが拡がっているのも、ちょっとわかる気がしますね。

さて、わが国。間もなく始まる春の甲子園。夏春合わせて89試合で、その来場者数計140万人、大会期間が計4週間弱は、マーチマッドネスとほぼ同規模。延べの視聴者数は、NCAAが、大会期間中63試合で2億5400万人。甲子園を平均視聴率5%とすると、89試合で2億2500万人で、いい勝負。6%なら、甲子園のほうが延べ視聴者数多くなりますね。

NCAAマーチマッドネスは、この7億7000万ドルに、チケット、グッズなどの売上が加わり、まあ1000億円はくだらないでしょう。一方、高野連が、春夏の甲子園から得る売上は10億円行かないようです。う~ん、やっぱり、なんか、もったいないなあ。

 

http://www.businessinsider.com/ncaa-tournament-makes-a-lot-of-money-2017-3?nr_email_referer=1&utm_source=Triggermail&utm_medium=email&utm_campaign=Sportspage_COTD_031717&utm_term=Sports%20Chart%20Of%20The%20Day%20-%20Engaged%2C%20Active%2C%20Passive%2C%20Disengaged