病院で医師に言われたことは

・なんで救急車を呼ばなかった?

⇨知らなかった

・親の様子を見てないのか?

⇨毎日家には行くが、お互い仕事で顔を合わせることは少ない

・階段から落ちた時、家にいたんだよね?

⇨私は帰宅した後のことだと思う(その日に落ちたのではなく、数日前に落ちたと説明はされた後だったので)

・お母さんは、落ちた時に1人ではなかったと言っているが、他に家族は?

⇨同居者はいません


ここで発覚したことは

確かに母は蝋燭の日を見に行って落ちたのだが、その部屋には甥がいた。

弟は、甥をその日預けて(泊まり)帰った。

階段から落ちたあと母は弟に連絡し、背中が痛いからこの状態では甥を預かれないと言った。

弟は甥を迎えに来て連れて帰った。


つまり

弟は母が階段から落ちたことを知っていた。


当然、医師からは

・連絡先、家族としてあなたの名前と連絡先が記載されているが、弟とは連絡はとれるか?

その確認が入る。


弟に連絡はつかず、そのまま私が話を聞いて手続きをすることになったのだが…


そこから6週間ほど母は入院することになった。

(予定では2ヶ月の入院ののち転院だった)


怪我の功名とでも言うべきなのか。

レントゲン以外の検査もしたところ

頸に今回の転落とは別の損傷が見つかった。


転落の打撲などはベット上の安静(そもそもでその時は屈むこともできなくなっていた)で経過観察。


入院中、その総合病院では対応出来ないとされた整形外科の指定難病領域の加療について私は頭を悩ませることになった。

父はまだ家に居る。



父の生まれ育った地域では

数箇所の骨だけ骨壷に入れて持ち帰り

残りは火葬場でみんな一緒に供養されるらしい。


父はその風習に倣おうかとも思ったが

火葬場の方にうまく伝わらなかったため


大きな骨壷に納めた時に

いくつかの骨を小さな骨壷に分けて入れてもらった。


仏壇には小さな骨壷と過去帳が並んでいる。



毎月、月命日にはその日に備えた蝋燭を灯す。

この日だけは、ほぼ一日中火が灯されている。


母は、懺悔の気持ちなのか、後悔なのか

必ず月命日は仕事を休む。



そんなとある月命日。

母が怪我をした。


私が帰宅した後、蝋燭を見に行こうとして

階段から落ちたのだ。

その日は昼間にワクチン接種をした日でもあり、普段と多少体調が異なっていたのだろう。


母はそれを大事にせず、次の日に顔を合わせた私にも隠した。

そして2日後、職場の方に付き添われるカタチで病院を受診。


病院から私に電話があり

私は病院に呼び出された。

『階段から落ちて受診されています。先生からお話がありますので、今から病院に来られませんか?』


その時、私は運転中。

娘を送迎している時だったので

娘が携帯をスピーカーにしてくれていたため、その会話は娘にも当然聞こえていた。


バックミラーに映る娘の顔は真っ青だった。


私の祖父(父の父親)は急性硬膜下血腫で亡くなっている。

自分で救急車を呼んで、待っている間に意識を無くし、結果、そのまま覚醒することはなかった。


娘もそのことは知っている。


そして、連絡が来たのは父が通った総合病院。


恐らく、娘の中で《生きている姿には会えない》と思ってしまったのだろう。



そのまま病院に向かったが、娘は中に入れなかった。

子ども(私)と孫(娘)だという関係は問題なかったが

親と離れても問題のない年齢だと判断されたため、外で待つように指示されたのだった。


三回忌にあたり、日程で揉めた。


命日が土曜日であり、日も悪くなかったのでその日にしようと相談していたところ

娘から

【その日、学校なんだよね。卒業式。】

私立高校は土曜日は調整日でない限り休業日とはならないことを忘れていた。

午前中が卒業式で、午後は予餞会なるものが行われるらしく、娘は卒業するわけではないが、卒業式での役割もあるとのこと。


お寺に相談してみたところ、その日は既に希望している檀家さんで予定が入ってしまっていたらしく、前の週の土曜か日曜なら、とのことだった。


弟に確認してみると

『土曜日は子どもの発表がある』

とのことで、命日の法要を希望し

『そのお寺に限定しないで、その日に集まれば良いだけでしょ』

『孫(娘)が1人いないのは気持ちの問題』

との返答だった。

なぜ次の日曜ではダメなのか聞いてみたところ

『発表会で疲れているだろうから次の日は子どもたちを休ませてよ』

とのこと。

ずいぶん勝手な言い分だった。

(発表会はステージ発表であり、屋外の試合やスポーツではない。そして、子どもたちを休ませて欲しいとは言うが、自分たちは仕事なので子どもたちは母に預けるつもりでいたらしい。)


後から分かったことだが、その月、弟達は体調不良などで有給を使い果たしており、子どもの発表会にも休みを申請していたため、翌月になる命日での法要の方が都合が良かったのだろう。


伯父(父の兄)に連絡してみたところ

[日曜日なら、前日に泊まりにして行けるかな]

との返事だったので、弟達の意向は聞かなかったことにして、日曜日に行いたいとお寺へ連絡をした。


弟がいう『気持ちの問題』なのであれば、そこに参加できなくとも《気持ち》で解決すればいい、と苛立っていたのは言うまでもない。


まぁ。何年経とうが私たちの相性が良くないことに変わりはないと言うことははっきりした。