三回忌前日の話
弟の子どもの発表会の日。
伯父(父の兄)が前泊する日。
娘は朝から部活で、普段の朝練よりも早く行く必要があった。
公共機関の時刻表をアプリで確認すると、集合時間に間に合うように行くには前日の夜に出発しなければならないという結果(平日なら早朝のダイヤがあったが土曜休日ダイヤは運行していなかった)だったため
朝からお弁当を作り、薄暗い中(いや、ほぼ暗かった)車で送った。
その帰り、事故渋滞に巻き込まれ、家に戻れたのは予定より1時間遅かった。
家の中をバタバタ片付けていると、母から連絡があり
《今日は何時に行くの?まだかな?》
と聞かれた。
弟の子どもの発表会のことを言っていることは明らかだが、特に私は誘われてはいない(僻んでいるわけではないです)。
コロナ禍が明けてきたとはいえ、どの範囲の関係者が見に行って良いのかもわからない。
ましてやその時、娘の近隣の高校(全校生徒1000人超)ではインフルエンザにより学校閉鎖になっていたし、娘の学校でも《あと1人で学級閉鎖》というクラスも多々あり、卒業式を控えて三年生は登校していないものの注意喚起が出ていた。
母は退院後、仕事に復帰はしていたがさまざまな面で配慮を受けていて、車の運転も支障はない程度ではあったができればしたくない状態だった。
弟たちが母を誘ったのであれば、当日の送迎などをしてくれると思っていたので、母からの連絡は正直呆れた。
弟たちは私以上に医療の現場に近い仕事をしているが、母の状態については気にしていないようだった。