先日のサイン会の時に、
「電車の中で気軽に読めるエッセイや小説のおすすめありますか?」と、ファンの方に聞かれて、その時はエッセイが思い浮かばなかったので、小説をおすすめしたのですが。
エッセイだったら、これ、おすすめです。
(その方、読んでくれているといいな)
燃え殻さんの「ブルーハワイ」
🌊
燃え殻さんのエッセイを読んでいると、
小さな、どうでもよかったような記憶が、
あとで宝石のように輝くことがあるのだなぁと思う。
どんなイけてない毎日も、原石だらけなんだって思えて、ちょっとだけ前向きな気持ちになる。ちょっとだけ。
と同時に、そんな超ポジティブにならなくても、人生なんとかなるよってことも言ってくれてるような感じがする。
🌊
この本の最後に収められているエッセイのタイトルが
「ブルーハワイ」で。
かき氷のブルーハワイについてのエッセイなのだけれど、
これがまたとっても良くて。
「そもそもブルーハワイ味というのが、何味なのかがまったく説明できない」という一文を読んで、今更ながら、確かに!って思いました。ブルーハワイ味を説明せよって言われたら難しいですよね。
けれど、あの独特な甘さと色が好きで、一時いつも頼んでいたなと思い出しました。
よし、今年の夏は海の家でブルーハワイ頼むぞ!
舌を真っ青にするぞ!
と、楽しみが一つ増えた、春の夜。