先日、「ゴッホ展 響きあう魂 へレーネとフィンセント」へ。


ずっとこの眼で観たかった《夜のプロヴァンスの田舎道》
夜空には三日月と輝く星、小道には男女のカップルが乗った幌馬車、手前には夜道を歩く二人の男性、糸杉の根元を見ると、幹が二本。
絵の中の主要なモチーフは、全てカップルになっています。
糸杉は古くヨーロッパでは死の象徴と考えられてきたけれど、果たしてゴッホは糸杉に何を見ていたのか?

「絵を見た人の慰めになるような作品を描きたい」と言い続けたゴッホ。
糸杉をどう見ていたのか正解は分からないし、専門家でも判断が分かれるところだけれど…
私は実際にこの絵を観て、
互いを照らし、寄り添いながら生きることの喜びと切なさのようなものを感じました。

他にも、ゴッホの知らなかった名作が沢山あって…どれも素晴らしくて…
心の底から満たされた展覧会でした。
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