板橋区立美術館で開催中の「2021イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」へ。
「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」は、イタリアの古都ボローニャで毎年春に開催される児童書専門の見本市として1964年に始まったそうです。
「ボローニャ国際絵本原画展」は、このブックフェアが主催する児童書のイラストレーションコンクールで、国籍の異なる5人の審査員は毎年入れ替わります。
ちなみに今年の審査員は、2人のアーティスト、そして板橋区立美術館の松岡館長、イギリスとアメリカの絵本の編集者2人です。
コロナ禍のため、初めてのオンライン開催となりましたが、アーティストたちの作品のクオリティはグッと高まり、投票総数も過去2番目に多かったとか。
沢山の素晴らしい作品があったのですが、
気になった一部を少しだけ紹介します。
★許可を得て撮影しています
ペルーの作家アンドレア・ガゴ
『本』より
「かくれるために」
「考えるために」
動物の背中の哀愁と、描かれている小物ひとつひとつに、たっぷりの愛とユーモアを感じて、いとおしくなってしまった。
あお木たかこさんの
『ABC』より
「CはCatのC ねこたちはとてもかわいくていつもじゆう」
コラージュのぬくもりと、ねこたちのかわいさに、きゅん。
絵本原画を通して、それぞれの国の色遣いや物語に触れることができて、記憶の旅や世界旅行に出かけたような幸せな気持ちになりました。
何より、母が毎晩読んでくれた絵本の記憶が何度も甦ってきて…
私の、幸せの原点はきっとここにあるんだなぁと、強く思いました。
8月15日まで開催中です。
お近くの方は、ぜひ。
そうそう、板橋区立美術館には毎年密かに注目されている、のぼりばたがあるのですが、
今年は
今日はイタビに入り浸り
でした
入り浸りたいほど素敵な展覧会だったなぁ
迷わず買った図録を読みながら
再び入り浸ります