三菱一号館美術館にて「コンスタブル展」内覧会へ。


左 ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
《ヘレヴーツリュイスから出航するユトレヒトシティ64号》
右 ジョン・コンスタブル
《ホワイトホールの階段、1817年6月18日》


ターナーとともにイギリスの風景画を刷新した彼は、ターナーが絶えず各地を旅して国内外の景観を描いたのに対し、コンスタブルは、ひたすら自身の生活や家庭環境と密接に結びつく場所を描いたそう。
どちらの生き方もいいなぁ…!
この二つに並んだ絵は、1832年 ロイヤルアカデミー展に出品され、隣り合わせで展示されました。ターナーは、自作よりコンスタブルの作品の方が目立つと懸念したのか、最後の段階でいきなり明るい赤の絵の具の塊を足したそう。
これにはコンスタブルもびっくりしたとか。



《雲の習作》

コンスタブルは空の習作だけで100点近く描いており、空の研究に精力を注いだそうで、イギリスと言えば曇り空のイメージがあったけれど、曇り空にも様々な表情があるということを、彼は教えてくれます。


雲の習作は、マグカップになっていて、
今、これを買わずに来てしまったことを激しく後悔しています。。
既に売り切れ中だとか。




「虹が立つハムステッド・ヒース」は、ダイナマイトな空の中、虹が描かれていて、荒々しく、神々しい風景の中に自分も立っているような錯覚を覚えました。
いつか、こんな場所に立ちたい。


★三菱一号館美術館にて
★5月30日まで

★許可を得て撮影しています