三井記念美術館で開催中の
「日本の素朴絵 ゆるい、かわいい、たのしい美術」が、想像以上に、ゆるく、可愛く、笑っちゃう作品のオンパレードでした。

時間が空いたので、一人でふらっと行ってしまったのですが、もうこれはもう。
誰かと行って、一緒に笑いたかった!
突っ込みたかった!
悔やまれます。

ゆるく味わいのある表現で描かれた絵画のことを、今回の展覧会で「素朴絵」と表現しているのですが、素朴絵だけを一堂に会した展覧会は珍しいのではないでしょうか。




「大黒と寿老人の相撲図」
耳鳥斎筆

相撲になってるのか?
戦う気はあるのか?




福禄寿ではない。



「竹虎図」尾形光琳筆
京都国立博物館のトラりんのモデルにもなった作品。むん!っていう表情とか、このポーズとか、
光琳さん、愉快なお人だな。

にしても、これは序の口なくらいで。
ゆるさ爆発の作品が沢山ありましたので、
ぜひ会場でお楽しみいただけたら!

なんだか美術って、芸術って、
敷居が高いもの、とか、
値段が高いもの、とか、
崇高なるものだったりのイメージがありますが、
こんな気楽に観ていいんだなって。
たのしんでいいんだなって。
すごく愉快な気持ちになりました。
威厳が足りなかったり、洗練されてなかったり、
ぎこちなかったりするところに味わいって出るのだなあと。


出口で前を歩いていた外国人の方が
「センキュー!ベリー インタレスティング!!」って、同行の日本人にお礼を言っていました。



グッズ売り場で買ったのは、
大津絵が描かれた煎餅。
ちなみに、藤娘。


お腹が空いちゃって、
併設のカフェで、とろろそば。うまし。

親子連れもちらほら見かけたのですが、
ほんと、老若男女、全ての方におススメしたいな!