「父と子と聖霊の名において」
その三つは女にとっては、いったいなんだろう。男、結婚、仕事。それとも、仕事、結婚、子どもだろうか。この日に抱えた問いを、妙子は死ぬまで抱え続けた。
窪美澄著「トリニティ」読了。
1960年代、高度経済成長期を、熱く生き抜いた3人の女たち。その旅路の果てまで追いかける。
楽しいことは花火みたいに一瞬で。
あとはひたすら、個人の闘いだったり。
何を選ぼうと100パーセント正解はないかもしれないけれど、
覚悟を持って、やるしかないんだと。
40代に入って1冊目の本。
読みながら、読まされているように気がした。
未来の自分に。