陳浩基著「ディオゲネス変奏曲」読了。

ミステリーからホラー、SFまで楽しめる17篇からなる短篇集。

時間を売買できる「時は金なり」、

イヴの夜にひやりとする「サンタクロース殺し」が絶品。

密室殺人を扱った「作家デビュー殺人事件」も、考えさせられたなぁ。


著者が全篇に一曲ずつ、雰囲気が合致すると思ったクラシックの楽曲を選んでいて、YouTubeのプレイリストを利用して、BGMにしながら楽しめるサービスがあるのも面白い。

それを、あとがきで知ったのだけど、最初から知っていたら…と悔やまれる。

ので、後日ゆっくり再読しよう。