角田光代さんの旅エッセイ。
肌で感じる国境、マレーシアでの、とんでもなく長い一日、アイルランドのさまよう幽霊、
台湾人の優しさ、なんにもないモンゴル、
存分に脳内旅行を楽しみました。

角田さんは、一人旅が好きで、
でも、団体旅行の良さも知っていて。

旅先で現地の人とすぐ仲良くなることもあるし、
永遠一人で旅を続けることもある。

よくご無事で…と思うほどアグレッシブだし、
小説かな?と疑うほどドラマチックだったり。

この旅が、景色が、
角田光代さんという作家の血と骨になっているのだなぁと。
読みながら何度も思いました。
角田さんの小説も、また読みたくなってしまったなぁ。